1:2015/06/21(日) 15:20:18.20 ID:
インドネシア北スマトラ州カロ県のブラスタギ近郊にあるシナブン山が先週末に噴火し、1万人以上の村民が避難をしています。
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高温の火山灰と黒煙を噴き上げ、シナブン山から半径15kmの範囲が灰でおおわれたとのこと。
 
過去2年間は噴火することも無く、落ちついていたようですが、今月に入ってから活動を再び強めたそうです。
 
地元当局の指示で1万人以上の村民が家を出ていくことになり、バイクや車、軍用トラックに乗って村を離れたそうです。最初の大規模噴火より1日明けても、シナブン山は半径3km以内に大量の噴石を飛ばし、高温の蒸気を噴き上げているとのこと。
 
15km先の場所でも2mmほどの火山灰が道路や民家の屋根に堆積するなど、噴火の規模の大きさを物語っています。
 
地元当局によると1週間程度で落ち着くと見られていますが、それまでは山の近くには近づかないように住民に指示しているそうです。
 
シナブン山は400年間休火山でしたが、2010年から活動を開始し、昨年度の噴火では少なくとも17名が犠牲になったとのこと。
 
噴火による経済的損失は大きく、災害研究機関の推測によると、過去2年の噴火で1億ドルの損失が出たとしています。内訳は広範囲のエリアでインフラの破壊、農業や観光業への支障などが含まれています。
 
シナブン山はインドネシアの129ある火山のうちの一つで、環太平洋火山帯に位置しています。
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