韓国 経済 
(イメージです。)

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:2015/06/20(土) 03:17:03.20 ID:
 中国メディアの新華社は17日、韓国でMERS(中東呼吸器症候群)コロナウイルスの感染が拡大していることを指摘し、MERS発生前から円安による輸出減少や物価の低迷が続いていた韓国経済にとって「MERSによる影響は深刻」と論じた。

 記事は、韓国で最初のMERS感染者がソウルで確認されてわずか20数日間で、韓国各地で感染者が確認され、「MERSウイルスが韓国全土に拡散する勢いだ」と指摘。さらに、感染が拡大するにつれ、韓国経済への影響も「ますます深刻化」していると論じた。

 続けて、韓国文化体育観光部の統計を引用し、MERSを理由に韓国旅行をキャンセルした外国人旅行客はすでに10万人を超えたとし、うち75%が中華圏の旅行客だったと紹介。今後も外国人旅行客によるキャンセルが続けば、「最盛期にあたる夏の旅行シーズンにおいても深刻なダメージを受けることになる」と論じた。

 さらに、文化体育観光部の予測として、韓国を訪れる外国人旅行客が前年より20%減少すれば、韓国の観光収入は9億ドル(約1110億円)減少するとしたほか、50%減少すれば23億ドル(約2838億円)の収入減となる見通しだと紹介した。

 また、韓国の国民ですら人が集まる場所を避けているとし、小売やサービス、レジャーといった内需は大きな打撃を受けていると指摘。百貨店やスーパーなどの売り上げが大きく減少しているほか、韓国各地で映画館や遊園地、スポーツ観戦なども客足が遠のいていると伝え、「一部のネット通販サイトでは売り上げが伸びているが、韓国の内需や消費が一段と冷え込むことは避けられない状況」と論じた。

 続けて記事は、「屋根に穴が空いている時に限って、雨が続くものだ」と形容したうえで、韓国ではMERS発生前から円安による輸出減少や物価の低迷が続いていたと指摘。弱さが見えていた韓国経済にMERSによる打撃が加われば、「消費をはじめとする内需が縮小することは不可避」と論じた。

(編集担当:村山健二)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150619-00000103-scn-bus_all