1:2015/06/18(木) 12:32:34.14 ID:
韓国では連日のように新たなマーズ(MERS :中東呼吸器疾患)感染者が発生している。まさにマーズ禍と呼べるような状況だ。そのため私もできるだけ外出を控え、家ではじっとニュースを見ている。そんなとき、親友から1本の電話をもらった。

最近、親しい友だちでもほとんどメッセージだけでやり取りしていたが、彼女は「誰かと話がしたいのよ」と言う。そうだ、マーズが流行ってから家族以外とは話をあまりしたことがない。

もちろん、仕事の電話には出るが、このところ会議がキャンセルになったという知らせばかりだ。

彼女は「これからいったいどうなるのかしら。それにどうすればいいのかしら。下手に会合の話でも持ち出せば皆から嫌われそうだよね」と言う。そう。今はできるだけ他人と接触したくないのである。

■感染を広げたお見舞い文化

これほどまでに感染が広まったのは、病院や政府の初期対応が悪かったせいだとニュースでは解説する。さらにもう1つ。韓国のお見舞い文化が余計に感染者を出した元凶だとも言う。

韓国では、病院へお見舞いする時は、大勢で駆けつける。とりわけ教会に通っている人たちは、毎週誰かの見舞いに行くことになる場合が多い。

特に、年齢の高い人ほど見舞いの回数が増える。なぜなら、高齢者同士のつき合いのため、病気にかかる確率が高いからだ。

大勢で駆けつけるばかりか、病人たちのいるところで平気でお弁当を広げたりもする。患者の介護をしている人たちへの差し入れのつもりだが、何となくピクニック気分の人たちも多い。

そして、平気で携帯電話も使う。

また、完全看護でない病院が多いため、誰かが患者につきっきりでいる必要があり、その人たちはそれほど衛生に気をつけない場合も多い。


こうした韓国の習慣がテレビで盛んに指摘されているので、これからお見舞いの風景も変わることだろう。

さて、病院のお見舞い文化が変わるだけでなく、今悲鳴を上げている業界もある。

まずは、旅行業界。ソウルの明洞(ミョンドン)から中国人が極端に少なくなった。梨花女子大学前にも以前はひっきりなしに観光客が写真を撮っていたが、これもほとんどいなくなった。

ソース:JBpress 2015.6.18
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44072
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44072?page=2
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44072?page=3

韓国ソウルで、防護服を着て劇場内を消毒する保健当局員(2015年6月12日)〔AFPBB News〕
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続きます