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(イメージです。)


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:2015/06/10(水) 12:37:11.76 ID:
【ソウル=宮崎健雄】

 「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録をめぐり、日韓両政府は9日、ソウルで2回目の協議を行った。

 韓国側は文書で妥協案を提出したが、日本側は受け入れなかった。韓国側の申し入れで3回目の協議が行われる見込みだ。

 日本側出席者によると、韓国側は今回、「(日本が登録申請した)資産で、徴用工が働いていた事実を日本に認めてほしい」と述べ、具体的な妥協案を提示した。提案内容は明らかになっていないが、資産に強制労働を説明する展示を加えるよう求めた模様だ。
 
国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の諮問機関(イコモス)は先月、「各施設の歴史全体を理解できるような計画」を日本に勧告しており、韓国外交省の当局者は協議を前に日本記者団に、「歴史全体」には強制労働の歴史も含まれるとの立場を示していた。

 協議で日本側は、申請対象は産業化を成し遂げた1850年代から1910年で、強制労働があった40年代は含まれていないと改めて説明した。一方、「徴用工に触れないとはひと言も言っていない。イコモスの勧告には真剣に対応する」と述べ、委員国との議論を踏まえて一定の譲歩をする可能性を示唆した。

 韓国は前回協議で、強制労働があった7資産の登録を外すよう主張したが、今回は言及しなかったという。
 
2015年06月10日 07時24分
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