イメージ 宙吊り マンション エレベーター

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:2014/03/12(水)18:34:18 ID:
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領(62)が国内不安で揺れている。朴氏が政権の目玉に位置づけた格差是正を目的の一つにした社会保障政策が、逆に「中小・零細業者いじめ」との批判を受けているのだ。財源確保を目的に無認可営業などが多い彼らに対する徴税を強化するあまり、自殺者が続出、激しい反発が起きているという。韓国事情に詳しいノンフィクションライター・高月靖氏による緊急報告?。

日本が2020年東京五輪開催決定の報にわいていた昨年9月。韓国東北部の春川市で、68歳の韓国人男性がシンナーを全身にかぶって焼身自殺を図った。

男性が所属する「遊興飲食店」の団体が、市庁舎前で抗議デモを行っていた最中の出来事で、男性は病院に運ばれたが、1週間後に亡くなった。

デモの趣旨は「遊興飲食店」への課税強化に対するもので、これは零細業者にとって死刑宣告に等しい措置であり、文字通り命をかけた抗議だったわけだ。

このような零細自営業者の自殺が、韓国で相次いでいる。その要因といわれるのが、労働者に過酷な競争を強いる社会環境、そして朴政権の経済政策である。

「韓国のサラリーマンは40代後半から自主退職するのが当たり前。日本でいう肩たたきです。韓国では『名誉退職』と言いますが、それが当然の社会慣習になっているからです」(韓国経済団体の日本人職員)

こうした中途退職者は、コネやスキルを頼って転職するか、起業するしか選択肢はない。

「独立する業種は飲食店、コンビニなどフランチャイズ、保険の個人代理店などが多いですね」(日本在住の韓国人コンサルタント)

だが、誰もが成功できるわけではなく、失敗する個人事業主は後を絶たない。昨年には、過当競争の末に生活に行き詰まってコンビニ店の店主が相次いで自殺し、大きな社会問題となった。

「韓国は格差社会といわれますが、失業率や非正規雇用率などの指標は日本と大差ありません。ただ、こうした名誉退職の慣行などで、非常に競争の激しい社会になっています。そこから脱落する人も当然多い」(同)

こうした背景があるなかで、2012年の大統領選に朴氏が出馬。社会保障の充実を公約に掲げてアピールし、当選した。だが、公約実現には巨額の財源が必要という側面もある。

就任後、その朴氏が“埋蔵金”として目をつけたのが、韓国の「地下経済」だった。