THAAD 軍事 
(イメージです。)


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:2015/03/17(火) 13:07:33.48 ID:
「終末段階・高高度防衛ミサイル(THAAD)に対する中国の反発は予想以上に強い。『なぜ決定を下せないのか』という批判はあるが、米国・中国との関係をどちらも考慮しなければならない韓国政府としては、急がないのが戦略という点を理解してほしい」

韓国政府の消息筋は、韓半島(朝鮮半島)を担当する米中の次官補が同時に韓国を訪れ、THAAD問題が最大の懸案に浮上した16日、政府の立場をこのように説明した。韓半島へのTHAAD配備問題に関して「戦略的あいまいさの維持」というすっきりしない立場を繰り返すしかない、苦しい事情を反映している。

韓国政府はこれまで、「THAADは北朝鮮の核兵器・ミサイルに備えるためのもので、中国にとって脅威にはならない」という論理で中国を説得してきた。しかし、中国が最近この問題を表立って取り上げ、本格的に反対の立場を表明したことに、相当な負担を感じている。韓国政府の内外からは「朴槿恵(パク・クンヘ)大統領最大の外交的成果の一つが『韓中関係の改善』なのに、場合によってはこの問題で狂いが生じかねない」という懸念まで出ている。

韓国政府の関係者は「中国外交部(省に相当、以下同じ)の劉建超外務次官補が、16日の次官補間協議の後、記者の前で『THAAD問題について、極めて率直かつ自由な対話を交わした』と語ったのを見れば、中国の考えが分かるのではないか」と語った。外交的修辞で「率直な意見交換を行った」というのは、すなわち「異なる見解が衝突した」ということを意味する。16日の会議で韓国側はTHAADを議題に乗せなかったが、劉部長助理がこの問題を提起したという。

韓国政府はこの日、中国側に対して「THAAD問題では米国からの要請もなく、協議もなく、決定された事項もない」という公式の立場を説明し「この問題は総合的な国益というレベルで韓国政府が判断する」と伝えたというHAAD問題が広く論じられることは両国関係にとって無益、という立場を明らかにしたわけだ。

しかし韓国政府内部には、米国が要請してきた場合、在韓米軍にTHAADを配備することは結局避けられない、というコンセンサスがかなり形成されているという。北朝鮮による4回目の核実験が迫っているという見方が提起されるなど、核・ミサイルの脅威がますます高まっている状況下、韓国の防衛力の水準をアップグレートする必要があるというわけだ。

ある消息筋は「巨額の予算を要するTHAADを韓国の金で購入するというのなら話は別だが、米軍へのTHAAD配備は、直ちに反対すべき名分も実利もない」と語った。これにより韓国政府は、THAAD配備に関してできる限り「スピード調整」を行う一方、軍事的側面で中国の懸念を払拭(ふっしょく)できる論理を積極的に開発しているという。米国は既に、京畿道平沢などをTHAADの配備候補地として検討しており、有事の際、韓半島に展開する米軍の増援兵力にもTHAADを組み込んだ。

戦略的あいまいさを堅持するという韓国大統領府(青瓦台)の方針に対し、韓国軍の一角からは、控え目にではあるが懸念と不満の声も上がっている。韓国軍のある消息筋は「戦略的あいまいさが本当に必要なときもあるが、安全保障・生存に関する問題では、周辺国の要求に対し、韓国の立場を明確にする必要があると思う。周辺国の顔色をうかがうあまり、時期を逸するのではないかと懸念している」と語った。THAADをめぐる議論が激しくなったことを受け、韓国国防部は「THAAD問題は国防部が軍事的側面から判断する事案であって、政界などでは議論を自制してほしいという趣旨の公開要請を行う案も検討中」と語った。

ユ・ヨンウォン記者 , イム・ミンヒョク記者

ソース:朝鮮日報 2015/03/17 10:17
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/03/17/2015031701222.html
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