韓国 Flag 
(イメージです。)


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:2015/03/15(日) 08:31:20.84 ID:
朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が今年5月、ロシアの第2次世界大戦戦勝70周年記念行事に出席するのであれば、これまで外交舞台で受けてきた丁重なもてなしは期待しない方がよい。ロシアの接遇は雑なことで有名だ。10年前の2005年、当時の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が戦勝60周年記念行事に出席した際、担当した外交官たちは当時、よい思い出が全くなかったという。

当時、盧大統領をはじめ、米国のジョージ・W・ブッシュ大統領や中国の胡錦濤前国家主席など、世界53カ国の首脳が一堂に会した。ところがロシアは、客人のことなど考えず、どこまでも自分たちの都合のいいように行事を実施した。VIPの動線を最小限にとどめるというのが儀式の基本だが、ロシアは各国首脳がウラジーミル・プーチン大統領とあいさつを交わし、式典会場に移動するまでの間、1キロ以上も歩かせた。ある外交官は「各国首脳はプーチン大統領がいる場所まで延々と歩いて移動しなければならなかった。それが意図されたものなのかは分からないが、あたかもプーチン大統領に謁見するかのような状況だった」と話した。各国の外交官たちは皆、汗まみれになったという。

朴大統領のロシア訪問に当たって、考慮しなければならないことは一つや二つではない。劣悪な儀式さえもまだましといえるかもしれない。本当に面倒なことは、行事のハイライトである軍事パレードを観覧する際に起こる可能性が高い。ロシアは昨年の戦勝69周年記念行事の際、ウクライナのクリミア半島に駐留する部隊の将兵や兵器を史上初めてパレードの先頭に登場させた。ウクライナとの紛争で、ロシアに対する国際社会の批判が高まっていたときに、クリミア半島編入の正当性を主張する場として戦勝記念行事を活用したというわけだ。ロシアは今年もこのようなパターンを繰り返す可能性があるとの見方が出ている。ある外交筋は「(クリミア半島編入を正当化する)このような場に座っているということ自体が、民主主義国家の首脳たちにとっては大変に負担になる」と話した。

ここまで見る限り、朴大統領があえて、5月にロシアを訪問する理由は特にないように思える。韓国とロシアの2国間関係のためならば、別の機会を見つけて訪問する方がよい。だが5月には、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が戦勝記念行事に出席する可能性もあるため、韓国当局者の頭を悩ませている。「ロシア訪問を通じて、南北関係の画期的な改善を模索できるのであれば、ほかのあらゆる否定的な要素を甘受するだけの価値がある」という主張にも一理がある。「南北関係の改善」という大義名分があれば、『光が漏れる隙間もない』ほど強固な韓米関係を通じ、米国を説得することもできるというわけだ。

もちろん、これを実現するためには、北朝鮮との水面下での接触を通じ、事前にある程度の成果が保証されることが前提となる。もし、朴大統領が国際社会の趨勢に反してロシアを訪問し、あいまいな立場で引き立て役になるだけなら、韓国の外交史に「悪夢」として記録されかねない。

10年前、大統領府は2月1日に盧大統領のロシア訪問を正式に発表した。現在、韓国の外交当局は3月末までに決定を下す方向で結論を先延ばしにし、苦悩しているという。1通の招待状をめぐる方程式が、10年前とは比べ物にならないほど難しいものになっている。韓国の外交がいかなる計算によってその方程式を解いていくのかが気になる。

イム・ミンヒョク記者
ソース:朝鮮日報 2015/03/15 07:09
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/03/14/2015031400962.html