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:2015/02/13(金) 21:08:59.85 ID:
 今年5月にロシアで開かれる対ドイツ戦勝70周年記念式(戦勝節)に、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党第1書記が出席する意向を固めたことを示す状況が相次いで明らかになっている。これに伴い、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が同行事に出席するかどうかをめぐって、韓国外交当局の悩みも深まっている。朴大統領の訪ロ問題には、南北関係のみならず、米中日ロという周辺4大国の利害が複雑に絡んでいる。

■「金日成海外巡訪祝賀の歌」を流す北朝鮮

 北朝鮮の朝鮮中央テレビは11日、故・金日成(キム・イルソン)主席が1984年5月から7月にかけて旧ソ連と東欧の社会主義諸国を訪れた時期によく流れていた「元帥様は遠くに行ってこられました」という歌を、およそ30年ぶりに再放送した。この歌は、北朝鮮の全住民が金日成主席と心を合わせ、その安泰を切に願うという内容だ。

 北朝鮮がこの歌を再び流したのは、ロシア訪問の決意を固めた金正恩第1書記が、事前に雰囲気をつくり出そうとしているためと分析されている。国策研究機関の関係者は「北朝鮮は、子どもたちにまず歌を歌わせて雰囲気を盛り上げ、大人たちが後を追って歌うというやり方で政治扇動を行う。今回も30年前と同様に、子どもたちを通して、金正恩第1書記の国際舞台デビューを祝う雰囲気をつくろうとしているようだ」と語った。

 北朝鮮が、金正恩第1書記の専用機として使える新たな旅客機を導入すると決定したことも、こうした見方を裏付けている。米国のラジオ放送「自由アジア放送」は12日「ウクライナのアントノフ社は、2月中旬にAn148型旅客機を北朝鮮の高麗航空に引き渡す予定」と報じた。An148型機は2009年に就役した新機種で、金正恩第1書記が専用機として利用する可能性が高い、と情報当局では推定している。

■4大国の利害が絡み、頭を痛める韓国政府

 ロシア訪問をめぐる韓国政府の悩みは、はるかに複雑だ。戦勝節の挙行に総力を挙げているロシアは今月8日、韓ロ外相会談で「朴大統領の出席を期待する」と語った。しかし米国のホワイトハウスは直後の10日、朴大統領の訪ロに否定的な姿勢を示した。韓国は、米国とロシアの板挟みになってしまったわけだ。

 政界には「対ロ関係だけでなく南北関係のためにも、朴大統領は行くべき」という声が少なくない。朴大統領が戦勝節の行事で金正恩第1書記と自然に会うことで、南北関係転換の機会をつかめるというのだ。しかし、韓国政府の一部からは「金正恩第1書記の一挙手一投足に関心が集まり、朴大統領は『脇役』に成り下がりかねない」「南北関係で意味ある成果を出せない場合、負担の方が大きい」という懸念の声が上がっている。韓国政府の関係者は「招待状のせいで頭が痛い。出席すれば韓米関係に傷が付きかねず、出席しなければ『南北関係を度外視した』と批判されかねない」と語った。

 ロシアを訪問するかどうかが中国の「抗日戦争勝利70周年記念行事」(9月3日)出席とも関係してくる、という点も悩みの種だ。中国はこの行事に非常に力を入れており、習近平国家主席も昨年、朴大統領に「中国の『抗日戦勝利70周年』と韓国の『光復(日本の植民地支配からの解放)70周年』を共同で記念しよう」と提案している。キム・フンギュ亜州大学教授は「朴大統領がロシアを訪れるのであれば、中国の行事にも行かないわけにはいかないだろう」と語った。

 しかし中国の行事は、日本を直接念頭に置いているという点が問題だ。朴大統領がこの行事で習主席と手を握れば、韓日関係改善はさらに難しくなる可能性が高い。「韓米日協調」を通して中国をけん制したい米国もまた、韓国の出席を望んでいないという。

イム・ミンヒョク記者 , キム・ミョンソン記者
ソース:朝鮮日報日本語版<窮地の韓国外交、朴大統領訪ロで米ロの板挟みに>
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/02/13/2015021301113.html