1:2015/02/08(日) 00:19:14.41 ID:
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SamsungやHyundai Motorといった韓国の主要企業の業績がこのところ急速に悪化を遂げているが、一体、どうして韓国企業は業績は悪化するようになったのだろうか?

韓国企業の低迷は、ライバルとなる日本や他の新興経済国の企業にとってはある意味、喜ばしニュースになるのかもしれない。しかし、それにしても、韓国企業がなぜ、ここにきて急カーブを余儀なくされる状況になったのかを知ることは、これらのライバル企業の今後にとっても有益なこととなるだろう。

実は、この答えにつがなる興味深いグラフがBloombergに掲載されていたのである。上のグラフは、2014/2/6~2015/2/6の過去1年間のドルに対する主要通貨の下落率を示したグラフとなる。

このグラフを見てわかる通り、主要通貨の全てがドルに対して、10%以上の大幅な下落率を示しているのにも関わらず、韓国の通貨ウォンだけが、ドルとの連動性を保った状況を維持しているのである。

一般的にウォンはドル連動通貨だと言われているが、このグラフを見ると実際に、ウォンはドルに対して忠実に連動していることが判るだろう(実際のところ0.99%下落しているが1%未満の振幅幅であれば誤差の範囲ということができるかもしれない)。

つまり、ウォンが過去1年間だけでも他の通貨に対して大幅な上昇(ウォン高)が進行したこととなるでのある。

しかし、この論理だと、韓国企業は米国市場で活動する分においては為替リスクは生じないはずであるが、Hyundai Motorなどの場合、米国市場でも過去1年は厳しい状況に晒されてきた。

これは恐らく、(1)韓国企業が日本やユーロ圏からの部品輸入していること、(2)日本企業や欧州企業が米国市場での業績は円安、ユーロ安の通貨安の効果により韓国企業よりも競争上、有利に働いていることが原因となっているのかもしれない。

では、韓国企業の今後はどうなるのだろうか?このウォン高による比較劣位の状況は改善するのだろうか?それとももっと悪化するのだろうか?

結論から言うと、状況は韓国企業にとっては悪い方向に進んでいる。というのもFRBは年央以降にも利上げを実施することを計画しているからとなる。他国が軒並み利下げ、量的緩和の実施を行う中で、米国が利上げを行えば、現在のドル高の状況はより進展することになるだろう。

このことはつまり、韓国経済は、自らの意思とは関わりなく、利上げを実施したことと同じこととなるのである。

ただし、韓国企業の現在置かれた状況が本当に厳しいものかどうかは判らない。というのもそもそも、2008年のリーマンショック以降、FRBは金融緩和(つまりドル安)を進めることで、景気の回復を図ってきたからとなる。つまり、これまでの韓国企業の躍進は、このFRBによるドル安(=ウォン安)政策に後押しされたものとも言うことができるかもしれないからだ。

この意味において、今後、ドル高(=ウオン高)が進むなかで韓国企業はどうすれば利益を上げることができるようになるのか、その真価が問われていることとなる。 

http://www.businessnewsline.com/news/201502070944350000.html