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1: 昆虫図鑑 ★ 2023/05/27(土) 16:30:09.04 ID:Bl7V/SqN
 これまで〝世界共通語〟として君臨してきた英語。しかしながら、ここに来て中国語がそれに追随してきている。果たして、中国語が〝世界共通語〟として英語を凌ぐ日はやってくるのだろうか。著書『英語と中国語 10年後の勝者は』(小学館新書)を上梓した五味洋治(東京新聞論説委員)さんに、ニューヨーク・タイムズ東京支局の上乃久子記者がインタビューした。

■アフリカ大陸や中近東で増え続ける親中国家

 上乃:アフリカ大陸というと、フランス語を話す人たちが多いという印象がありましたけど、今となってはそうも言い切れないようですね。中国語を学ぶ人が増えたのは、中国による経済協力の影響が明らかに大きくなったためでしょうか。

 五味:そうですね。(中略)

 ただ、アフリカの人たちには中国を選ぶしかなかったという事情もあります。フランスをはじめとした旧宗主国のヨーロッパの国々に頼ろうとしても、何もしてくれないという疎外感を抱えていたんです。これは中近東を見ても同じ。そういう状況を見透かして、中国はどんどん食い込んでいっている。

 (中略)親中国の国が増えれば増えるほど、国際社会での中国の発言力は強まるという流れになっていきますね。

 五味:アフリカに行ってみると、中国の存在感は絶大だと言います。ただし、アフリカ大陸には、欧米メディアの特派員はあまりおらず、中国によって実際に何が行われているのかが報じられる機会は多くありません。日本のメディアの特派員も、カイロやヨハネスブルクといった大都市にしかいないのです。

 そうなると、中国がアフリカ大陸で何をしようが、西側諸国はあまり気付かないという状況が生まれます。そしてあるとき気付いたら、中国が経済援助とともにアフリカ大陸で中国語を普及させ、同時に〝中国抜き〟では生活が成り立たなくなっている様子を目の当たりにする……。これが現在の状況と言っていいでしょうね。

 (中略)

 五味:(中略)つて、アフリカのエリートたちは皆フランス語を流暢に話していました。でも今は、「フランス語が話せても何のメリットもない」って言っているそうです。(中略)

■中国語ができると「何かと得する」という今の世界の現実

 (中略)

 五味:やはり中国語は、世界で最も人口の多い国の1つである中国で話されているだけに、思わぬところでメリットを感じたりします。

 (中略)

 あくまでも個人の体験レベルでの話ですけど、今の時代、中国語をしゃべれると、得をすることが多い世の中になっているようです。その点、英語を話すのは当たり前になっているので、ものすごく高いレベルでもない限り、そこまでのメリットはないような気がします。旅先で中国語ができると〝別の世界〟が見られるというのは、面白いと思いましたね。

(中略)

■日本人にとっての英語学習
(中略)

■英語と中国語、勝つのはどっち? 

 上乃:では最後に、英語と中国語のうち10年後に勝っているのは、どちらだと思いますか?

  五味:(中略)心の答えですが、やはり英語です。この答えがひっくり返ることはまずないでしょう。

 ただし、中国語の影響力がかなり英語に肉薄してくるのは間違いないと思います。

 10年後には中近東やアフリカ、東南アジア、ヨーロッパの一部では、中国語がかなりメジャーな言葉として存在感を高め、中国語がかなり使われるようになってくるというのが私の予測です。これからも英語が一番で、どこに行っても使われているという状況は変わらない一方で、中国語が使われるエリアは増えていく。そうした構図が繰り広げられると考えられます。

(後略)


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https://news.yahoo.co.jp/articles/a3caa56ebd7b98e05eb916965be820dd0b6bc9d6?page=1