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1新種のホケモン ★2022/11/29(火)19:42:26.41ID:UYwnj2BL.net
韓国では緩和的な金融政策の継続期待に支えられ、不動産市場では「マンションの価格上昇は間違いない」といった強気心理が高まった。2022年7月末、韓国の住宅価格は過去最高を記録。その裏で、家計の債務残高が急速に増加している。21年7~9月期、韓国の家計債務残高は対GDP比 106.0%の過去最高に。22年1~3月期も同105.4%と高い水準だ。支出が収入を上回り、借り入れに頼る家計が増えた。生活費や債務返済のために、ビットコインなどの仮想通貨に投資をする人が増えているという。(多摩大学特別招聘教授 真壁昭夫)

● 韓国の家計が抱える債務問題
 最近、金利上昇の影響もあり、主要国の住宅価格の下落が鮮明だ。8月以降、韓国でも住宅価格の下落が顕著になり始めた。韓国の住宅価格は今後、さらに下落する可能性がありそうだ。懸念されるのは、韓国の家計が抱える債務問題の深刻化だ。

(中略)

  内外の金利上昇などによって住宅価格が下落すれば、韓国経済の成長率は低下し、家計の元利金返済負担は増すだろう。状況次第では、韓国の金融システムの不安定感が高まり、急速に投資資金が流出する恐れも排除できない。

● 下落しはじめた韓国の住宅価格
(中略)

● 懸念高まる家計債務問題の深刻化
(中略)

  状況としては、支出が収入を上回り、借り入れに頼る家計が増えた。それほど住宅価格や家賃の値上がりは急速だったようだ。日々の生活や債務返済の資金を獲得するために、大手財閥企業の株式や、ビットコインなどの仮想通貨に投資をする人が増えているという。資金を借り入れて仮想通貨を購入し、人生の一発逆転を狙う若者も増えているそうだ。

(中略)

  米国やわが国と異なり、韓国経済は本格的なバランスシート調整を経験していない。1990年代初頭の資産バブル崩壊以降、わが国の家計債務は大きく増えていない。しかし、韓国ではアジア通貨危機の発生後から今日まで、家計債務は増加基調をたどった。今すぐそうした展開が現実のものになるとは考えづらいが、家計債務問題の深刻化をきっかけに、一部の金融機関の資金繰りが不安定化する恐れは排除できない。

● 米FTXトレーディング破綻で仮想通貨が下落するリスク

 家計部門で不良債権が急増し、金融システムの不安定感が高まる場合、韓国経済にはかなりの衝撃が及ぶだろう。その一つとして、海外への資金流出が急増する恐れがある。

 (中略)世界的に、金利にはより強い上昇圧力がかかりやすい。FRBは物価を抑えるために金融をさらに引き締めなければならない。政策金利(FFレート)を中心に、米金利はさらに上昇するだろう。

 基軸通貨である米ドルの金利上昇観測と、債務問題の深刻化懸念を背景に、韓国から流出する資金はさらに増加する可能性が高い。インフレの鎮静化と自国通貨安の食い止めのために、韓国銀行も追加利上げを余儀なくされるだろう。金利上昇によって、世界各国で住宅価格にはさらなる下落圧力がかかるはずだ。世界的な半導体市況の調整によって、韓国の輸出減少も懸念される。いずれも、韓国の住宅市場をさらに下押しする要因だ。

 それに加え、米FTXトレーディングの経営破綻を背景に、韓国の個人投資家が購入した仮想通貨の価値が下落するリスクも一段と高まった。今後、追加的に家計債務問題は深刻化し、韓国の社会心理はより強く圧迫されやすい。8月以降はそうした懸念の高まりを背景に、ウォンを売る投資家が増えた。住宅ローンを中心とする家計債務問題は、今後の韓国経済に無視できない負のインパクトを与えるリスクだと考えられる。


11/29(火) 6:01配信
ダイヤモンド・オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/6da499c9de4a52886e3347a4464b5a0b5f2d2f21