(イメージです。)

1昆虫図鑑 ★2022/08/12(金)09:18:41.69ID:CAP_USER.net


「この真っ黒なのがすべて便所の水の跡です。掃除機をかけたり雑巾でふいたりしても落ちないですね。薬を撒いてもにおいも落ちないし」

 10日午後、ソウル銅雀区新大方1洞(トンジャック・シンデバンイルトン)の集合住宅の半地下に住むPさん(66)は、タンスの下の床材をめくってセメント製の床についた複数の黒い染みを指差した。濡れた床を乾かすためにボイラーをつけたため外より室内温度が高く、額と首にタオルを巻いているPさんは大粒の汗をぬぐった。8日夜7時30分ごろ、Pさんの自宅の玄関前にあった浄化槽から水が逆流しはじめた。同時に家の中では、トイレからの水が部屋の中にあふれた。Pさんは「3台の揚水機で排水したが、ぜんぜん追いつかなかった」と語った。

 この日、浸水被害の集中したソウルの冠岳区(クァナック)・銅雀区一帯を見て回ると、8日から9日にかけての豪雨の跡が生々しく残っていた。大通りにも乾いていない泥があちこちに残っており、浸水した車も放置されていた。集合住宅が密集している狭い路地の奥は、半地下の居住者たちが運び出した什器で車が通りにくいほどだった。

 8日夜に40代の姉妹と娘の一家3人が亡くなったソウル冠岳区新林洞(シルリムドン)の住宅街一帯は、道の両側に床材、家具、服、マットレスなどが山積みになっていた。3人が死亡した住宅から直線距離で100メートルほど離れた集合住宅の半地下に住むKさん(52)は「人が死んだというのを聞いてぞっとした」と語った。この住宅の半地下に住んでいるのは3世帯で、居住者全員が玄関の扉を開け放ち、浸水した自宅を片付けているところだった。Kさんは「(8日には)大田(テジョン)に建設現場の仕事をしに行っていたため、家にいなかった。(避難した)隣の人の話を聞くと、夜は水が胸の高さまで来たという。だとすれば玄関のドアが開くはずはない。もしあの日、家で寝ていたら、防犯窓のせいで窓からも出られなかっただろう」と語った。Kさんは洞住民センターに被害届を出したが、「届け出たところで補助はたかが知れている。解決策がない」とため息をついた。Kさんは冷蔵庫、テレビ、炊飯器、扇風機など、家の中にあったほぼすべての家電製品を捨て、前日(9日)夜から宿泊施設で生活している。



 8日夜の豪雨で命の危険を感じた住民もいた。夫と共に半地下住宅に住んでいるYさん(63)は「私が揚水機を借りに住民センターに行っている間に、家の中に水が入らないように玄関のドアを閉めていた夫が、家の外に出られなくなっていた」とし「消防隊が窓を取り外してピアノの上に登っていた夫を救助したが、もう少し遅れていたら本当に死んでいたかもしれない」と語った。Yさんは「また雨が降るというし、また家が浸水するのではないかと非常に心配だ」と言ってため息をついた。

 11日も、集合住宅の密集するソウル冠岳区の狭い路地の奥は、半地下住宅の居住者たちの出した什器でいっぱいだった。片付け作業も真っ最中だった。路地の奥では、掘削機の運転手がゴミ収集車にゴミを積んだり、陸軍特戦司令部所属の軍人たちがグループに分かれて、浸水した廃棄物を住宅から路上に運び出したりしていた。中古家電のリサイクルショップの前には洗濯機、冷蔵庫、エアコン、室外機などが25台以上積んであった。

 「冷蔵庫を1つ買うだけで80~90万ウォン(約8万~9万円)するのに、どうすればいいのか…。私たちには買うお金がないのに。あれを買ったらひと月どうやって暮らすんですか、まったく」
(後略)


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