和紙 日本 
(イメージです。)


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:2015/01/25(日) 09:01:54.30 ID:
 紙のまち・富士市と、古代から韓紙(ハンジ)の伝統を持つ韓国との間で、紙工芸作家の民間交流が活発化している。韓国の作家でつくる「伝統韓紙工芸家協会」のメンバーが二十二、二十三の両日、富士市を訪れ、市内の作家と日用品や小物の制作を通して互いの技術を学び合った。

 伝統韓紙工芸家協会は、伝統技術の保護や韓紙工芸品の普及を目指し、二〇〇一年に発足。韓国で次第に韓紙の文化を見つめ直す機運が高まり、昨年はソウルで韓紙をテーマにした初の大型イベントが開かれた。

 富士市と韓国の工芸家の交流が始まったのは昨年九月。市内の作家グループ「アートスペース富士和紙」が韓紙の盛り上がりを知り、山口智子会長(63)らが県の民間外交支援事業を活用して韓国を訪問したのがきっかけだった。

 伝統韓紙工芸家協会のメンバーは今回、韓国大使館・韓国文化院(東京都新宿区)で二月七日まで開催中の韓紙工芸展に合わせて来日。県の仲介で富士市に足を伸ばした。

 二十二日には沈華淑(シムファスク)会長(62)ら五人が市役所を訪問。えとの羊の置物など韓紙工芸品を市に贈った。小長井義正市長は「市内の紙・パルプ産業は厳しい情勢だが、日用品の素材を紙で代替する新たな動きもある。交流を深め、紙の可能性を発信できれば」と期待した。

 メンバーはこの後、アートスペース富士和紙の山口会長ら七人から和紙のコサージュの作り方を学ぶとともに、韓紙の小箱の作り方を教えるなどした。

 山口会長らは二月に再び韓国を訪問する予定。今秋には、市の恒例イベント「富士山紙フェア」に韓紙工芸品を展示する考えだ。

 山口会長は「朝鮮半島の暮らしに根差した、日本とは違う紙工芸の技術は創作活動の刺激になる。作品の魅力を高め合えるよう、交流を盛り上げたい」と話した。

(小佐野慧太)

<韓紙> コウゾを原料にした韓国伝統の紙。中国の製紙技術が伝わった古代の三国時代から生産されている。丈夫さが特徴で、近世の李朝時代には紙を竹細工のように編んだり、小刀で伝統模様を彫ったりする工芸技法が発展した。

ソース(中日新聞) 
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20150125/CK2015012502000040.html