(イメージです。)
 
1Ikh ★2022/06/30(木)09:13:49.92ID:CAP_USER.net
「政治報復か否か」などというテーマはもう議論するにも値しないのかも知れない。

 韓国の尹錫悦大統領は、文在寅政権時代の不正や疑惑を徹底して洗い直し、当時の政権幹部の法的責任を追及する肚を固めたようだ。

 そして検察による捜査の矛先は、文在寅前大統領にも向けられる可能性が否定できない状況になりつつある。

尹美香議員への追及が本格化

 (中略)

 慰安婦問題日韓合意は、2015年12月28日に日韓外相会談でなされるが、そこに至るまでの交渉の動向を、李相徳前北東アジア局長は尹美香代表に逐一説明していた。(中略)

 (中略)その一方で尹美香氏はこの情報を元慰安婦と共有せず、慰安婦合意を無効化させようとした。

 そして慰安婦合意が発表されるや否や、挺対協は「被害者と国民の望みを徹底的に裏切った外交的談合」との声明を発表した。(中略)

 そうした声を背景に、2017年に大統領に就任した文在寅大統領が、日韓慰安婦合意について「民の大多数が心情的に合意を受け入れられないのが現実」と言及。(中略)

 そういう意味では、文在寅政権と尹代表は不即不離の関係にあったと言えるだろう。

 (中略)

元慰安婦の声を反映していなかった慰安支援団体トップの主張

 文政権下では、尹美香氏に対する捜査や裁判は遅々として進まず、政府が疑惑を握りつぶそうとしていると見うる状況であった。(中略)

 今回公開された外交文書、そして結果次第では尹美香氏の裁判も、文在寅前大統領にとっても大きなダメージとなる。

(中略)

海洋水産部公務員の「越北」捏造疑惑

 2020年9月、韓国北西部で、北朝鮮にも近い延坪島(ヨンピョンド)周辺の海域で違法漁業の取り締まりをしていた韓国水産部の公務員A氏が行方不明になり、その後、北朝鮮軍に射.殺.、遺体が焼却されるという事件が起こった。

 (中略)文在寅政権下の大統領府と与党・共に民主党は「A氏が自発的に越北を試みた状況がある」などと説明、あたかもA氏の方に非があったかのような発言を繰り返していた。

 だが尹政権になると韓国政府の態度は一変した。「自主的に越北を試みたとは見ることができない」と結論付けたのだ。
(中略)

 文在寅政権は海洋警察に対して自国民が.殺.された事件の真相に蓋をするような圧力を本当にかけたのか。裁判で明らかにされる内容次第では、韓国の進歩勢力は立ち直れないほどのダメージを受ける可能性も否定できない。

産業部ブラックリスト事件の捜査本格化

 「脱原発」を掲げていた文在寅政権だが、その脱原発政策の責任者である白雲揆(ペク・ウンギュ)元産業通商資源部長官に関しても、傘下機関の人事に不当に介入した疑いで検察が捜査に当たっている。

(中略)

文在寅氏の看板政策「脱原発」を180度転換へ


 (中略)

 脱原発を巡って、尹錫悦大統領は原発設備会社を訪問「脱原発白紙化及び原発最強国宣言」を行った。(中略)文在寅氏の脱原発政策を痛烈に批判した。大規模発注が可能な新ハンウル3・4号機の建設を再開するという。

 尹政権は脱原発政策からの離脱を図るためにも、文政権が行った月城原発の経済性評価の捏造を徹底的に究明していくだろう。文政権の検察は白元長官の逮捕を避けるため、犯罪嫌疑内容を十分証明しなかった。しかし、尹政権は全力で糾明しているはずだ。そうなれば不正のきっかけを作った大本として、文在寅氏にも捜査の手が伸びる可能性が出てくる。

文政権が変質させた国家情報院の改革は待ったなし

 尹錫悦政権下での急転換は、韓国情報機関の心臓部にも及んだ。

 (中略)
 
 国情院の内部事情に詳しい与党関係者は「北朝鮮に提供された不適切な見返り、あるいは支援の約束があったかどうかを綿密にチェックする予定」という。

 また「機密やセキュリティの維持が生命であるメインサーバーを、捜査機関だけでなく民間人まで閲覧可能にしたことは必ず問題視すべき」との声が高まっている。「国情院のメインサーバー内部を積弊清算TF所属だった親北性向の複数の人物が確認した」との驚くべき証言も飛び出している。

 (中略)

尹錫悦大統領、前政権との対決姿勢を鮮明に

 (中略)

 現在の与党の中にも、「文前政権とは対立を煽るのではなく、協調していくべきだ」との声はある。しかし、韓国経済は文政権の失政の余波が続いており、これから一層困難な状況に置かれる可能性は高い。そうなれば、尹錫悦政権の支持率が落ちてくるのは必至だ。そういった事情もあり、尹政権による文前政権との対決は不可避な状況になってきている。


※全文は元ソースで

JBPress 2022.6.30(木)武藤 正敏
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/70768