北朝鮮 
(イメージです。)

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:2015/01/23(金) 22:28:26.64 ID:
 北朝鮮とロシアは昨年末に北朝鮮の鉄道整備事業で合意したのに続き、今回北朝鮮の電力網の改修・メンテナンスおよび送電事業を共同で進めることで合意したことが22日までに分かった。ロシアは今年5月にモスクワで開催される第2次世界大戦戦勝70年記念行事に朝鮮労働党の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記を招待しているが、金正恩氏もこれを前向きに検討していると伝えられている。そのような中で今回の事業計画が発表されたことで、両国の経済協力は一気に進展しそうだ。

 北京在住で北朝鮮の内部事情に詳しい消息筋はこの日「ロシアが北朝鮮の老朽化した送電線を改修する見返りに、北朝鮮で産出されるレアアースを受け取る方向で双方は検討を行っているようだ」とした上で「事業規模は200億-300億ドル(約2兆4000億-約3兆6000億円)になるものと推定されている」と明らかにした。また双方はロシア極東地域での余剰電力を北朝鮮に送る事業についても検討を行っているという。北朝鮮のリ・スヨン外相は昨年10月、ロシア極東のアムール州にあるブレイ水力発電所を訪問した。また上記の消息筋によると、北朝鮮は今月初めに送電と配電の技術者をロシアに派遣したという。

 現在、北朝鮮では送電線などが非常に老朽化しており、発電される電力の60-70%は送電の過程で失われている。そのため北朝鮮の電力不足を根本から解決するには、発電所を新たに建設することよりも、送電線を改修する方が急を要するとされている。一方のロシアもウクライナ問題により欧米諸国から経済制裁を受けている影響で、鉄鋼や銅などの欧州向け輸出が滞り大きな打撃を受けている。その打開策としてロシアは在庫として積み上がった鉄鋼や銅を北朝鮮の鉄道あるいは送電線の改修に利用し、その代金としてレアアースや金、石炭などを受け取る計画だ。上記の消息筋は「レアアースを積んだ汽車が両国の国境を通過すれば、その日のうちに国際相場を基準としてレアアースの代金が計算される」と述べた。平安南道安州郡のレアアース鉱山がロシアとの経済協力に利用されるとの見方もある。

 北朝鮮と中国との関係が冷え込んでいる中、北朝鮮とロシアとの関係が進展していることで、金正恩氏は中国よりもロシアを先に訪問する可能性が高いと指摘する声もある。1948年8月に北朝鮮の首相に就任した故・金日成(キム・イルソン)主席は、49年3月に最初の訪問国として中国ではなく旧ソ連を選んだ。上記の北京在住の消息筋は「金正恩氏は金日成主席を見習うことで、権力の正統性を証する実績を積み上げようとしている」「中国とロシアの国力は逆転しているが、北朝鮮としては金正恩氏が『先頭に立って主席様(金日成)の足跡に従っている』などと宣伝できるメリットもあるはずだ」などと語った。

 しかしこの経済協力は期待通り進まないとの指摘も根強い。昨年10月に両国が合意した250億ドル(約3兆円)規模の鉄道改修事業も、当初参入を予定していたロシア人実業家が昨年末、従業員への賃金未払いなどを理由にロシア当局に逮捕されたという。また2013年に北朝鮮と中国との貿易総額は65億4000万ドル(約7700億円)に達したが、ロシアとはわずか1億ドル(約120億円)前後にとどまっている。北朝鮮とロシアは長い間疎遠だったため、突然大規模な経済協力を進めるのは簡単ではないとの見方もある。

ソース(Yahoo・朝鮮日報) 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150123-00001169-chosun-kr