1:2015/01/15(木) 17:08:33.49 ID:
 中国の汚染された空も超高層ビルがそびえることの障害にはならない。

 米国に本部を置く世界高層ビル協会(CTBUH)のリポートによると、高さ200メートル以上の超高層ビルが2014年は世界で97棟完成し、年間の過去最多記録を塗り替えた。中でも中国での建設が7年連続で最も多かった。

写真=上海タワーの頂上付近で作業する建設作業員(2014年8月)。2015年完成予定で世界で2番目に高いビルとなる Reuters
533c482f.jpg

 2014年に中国で建設された超高層ビルは58棟で、それまで最多だった13年の36棟から61%も増加した。都市別では天津市が最多で合計6棟。同市だけでもフィリピン全土で建設された超高層ビル数を上回った。フィリピンは中国に次いで世界2位だったが、5棟にとどまった。

 中国で超高層ビル建設数2位の都市は重慶と武漢、無錫がそれぞれ4棟で並んだ。

 中国で14年に完成した超高層ビルを全部縦につなげたとしたら、地上からの高さが1万3548メートルに達する。これは大半の旅客機の飛行高度上限に近い。フィリピンの超高層ビルを同様に計算すると、地上からの高さは合計で1143メートルだ。

図表=2014年に建設された超高層ビルの高さの合計(世界のトップ10都市別、単位メートル)
e882f4ed.jpg

 14年に完成した世界で最も高いビルはニューヨーク市の1WTC(ワン・ワールド・トレード・センター)ビルで、高さ541メートル。世界では高さトップ10のうち3棟が中国南部の無錫市で建てられた。ホテルと商業施設からなる「The Wharf Times Square」(339メートル)が中国で昨年完成した最も高いビルだった。無錫市ではこのほか、ホテルと商業施設からなる「Wuxi Suning Plaza」(328メートル)と、マリオット・ホテル(304メートル)も完成した。

 昨年の超高層ビル建設はアジアが圧倒的に多く、全体の76%を占めた。国別では、アラブ首長国連邦とカタールがともに3位だった。

 世界高層ビル協会はリポートの中で、中国では大都市ではなく中小の地方都市が超高層ビルの建設ラッシュをけん引しており、「中国勢の勢いは衰えていない」と分析している。

 とはいえ、中国経済の減速をもう心配しなくてもいい、というわけではなさそうだ。

 リポートでは「こうした現状が中国経済の健全性を純粋に示していると捉えたくなるが、それは危うい。中国の場合、中央政府や地方政府が建設プロジェクトの主な出資者であることが多いためだ」と指摘。そのうえで、「中国政府は企業誘致のために将来的な人の集まりを期待して超高層ビル建設に補助金を提供しているのだろうか、それとも企業や住民の需要がこうした拡大をけん引しているのだろうか」と問いかけた。

 その答えはともかく、中国で超高層ビルの熱狂が続いていることは明らかだ。今年は上海タワー(632メートル)をはじめ、高さ200メートルを超えるビルがさらに100棟以上完成する見通し。上海タワーは世界で2番目に高いビルになる。

ソース(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)
http://jp.wsj.com/articles/SB11902364152700394302604580398622810712704