1:2014/12/21(日) 09:26:09.98 ID:
サンゴ密漁 ごみ残す? 小笠原に大量漂着

近海に密漁船が多数押し寄せた小笠原諸島で、今年10月ごろから中国船が捨てたとみられる漁網やごみが大量に見つかっている。世界自然遺産に登録されている小笠原の豊かな生態系にとって、サンゴ密漁船は大きな脅威だ。漁協関係者は「守ってきた海が荒らされた。しっかり海域の調査をしてほしい」と訴える。

小笠原の無人島・媒島(なこうどじま)で、別の調査活動をしていた東京都小笠原支庁の職員が、サンゴ漁用とみられる網や縄、漁具を見つけたのは十一月十五日。職員は「フジツボなどがついておらず、最近使われた網だろう」と話す。

海上保安庁によると、小笠原諸島周辺には九月ごろから密漁船が増え、十~十一月には最大二百隻を超えた。小笠原島漁協によると、密漁船は海保の船から逃れる際、網を切ることがあったという。百トンを超える船もあり、一隻に十~十五人が乗っていたとみられ、周辺の洋上では最大で二千人以上が生活していたことになる。

十~十一月には、父島の南東の海岸に多数のペットボトルや食料品の袋など、中国語が印字されたごみが打ち上がった。海岸清掃をしているNPO法人小笠原野生生物研究会の藪内良昌(やぶうちよしまさ)さんは「大陸からのものはもっと劣化しており、見つかったごみは近くで捨てられたのだろう。二千人が捨てたとすると、ものすごい汚染だ」と憤る。

周辺海域では三十年前にも台湾船によるサンゴの密漁があり、海底が荒らされてしばらく魚が捕れなくなった苦い記憶が残る。小笠原島漁協の稲垣直彦参事は「みんなで守ってきた海が荒らされた。生態系や漁場への影響を、国や都はしっかり調査してほしい」と話した。
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小笠原・媒島の海岸に打ち上げられたごみ。ロープや漁具は中国船のものとみられる=11月15日(東京都提供)

 続く