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1記憶たどり。 ★2020/10/27(火)11:39:56.75ID:18r1wpzf9.net
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a598b0962e73de352955e52da70fcaf45a409ce?page=1

コンビニ王者セブン-イレブンが、知らない間にこっそりと量を減らしてお値段据え置き、といういわゆる「ステルス値上げ」をしているのではないかと叩かれている。

きっかけは、底が不自然にせり上がった弁当の容器だった。先月発売された「スタミナ炭火焼肉弁当」などセブンの弁当を食べた人たちが、底上げされたように見える弁当容器の写真とともに「ひどい」「ふざけるな」などとSNSに投稿したのだ。

実はセブンでは昨年も、3個入りの「いなり寿司」がリニューアルで5円値上げしたにもかかわらず、2個入りになったこともあった。そこで、これらの弁当も知らない間に量を減らしたステルス値上げではないかという指摘が相次いだのである。

そんな疑惑がブスブスとくすぶり続けていたところ、今月に入ると追い打ちをかけるように、セブンの「ハリボテたまごサンド」が注目を集める。パッケージに「厚焼きたまごミックスサンド」と書かれている段階では、ボリューム満点の卵焼きが挟まれているように見えるが、実際に中身を開くとスカスカだったという写真が投稿されて、これまた大きな反響を呼んだのだ。

さらに極め付きが、一昨日に話題になった「コンビニおにぎりの小型化」。マネーポストが、コンビニの主力商品であるおにぎりが最近、えらく小さくなっている疑惑があるとしてコンビニ各社に回答を求めたのである。セブンは、ここ数年ご飯の量は変化していないと疑惑をキッパリ否定。しかし、疑惑が相次いで指摘されていることもあって、SNSには「うそにしか聞こえない」「実際に小さくなっている」などと不信感をあらわにしている人も少なくないのだ。

そこに加えて、ここまで不信感を募らせている人が多いのは、消費者がハラオチしない説明のせいもある。コンビニ側や専門家は、利用者に単身世帯や高齢者が増えたことで、彼らが購入しやすいように米自体は減らしていないが、握り方などでおにぎりがダウンサイジングしているだけだという。しかし、それはマーケティング側の一方的な事情で、消費者側からすればまったく知ったこっちゃない。

(中略)

セブンは反論せずにスルー
 
毎日大量のおにぎりや弁当が廃棄されている食品ロスを少しでも改善するためには小型化や減量はしょうがないという人もいるが、それならばなおさら消費者にちゃんと説明しなくては意味がない。「どうせ難しいこと言っても大衆は分からないでしょ? われわれはいろいろ考えて商品つくってんだから、あんたらそれを信じて買えばいいんだよ」という企業側の上から目線は、不信と反感しか生まないのである。

そのあたりをよく心得ているのが、ライオンだ。同社の衣料用洗剤「トップスーパーNANOX」はステルス値上げをウォッチするWebサイトで、13年のリニューアル時に内容量が50グラム減ったなどと指摘されていた。しかし、今回のリニューアルでは、嵐の二宮和也さんが出演するCMで、従来の液体洗剤は「約7割が水」という事実を明かすとともに、新しい「トップスーパーNANOX」は7割が洗剤成分で「濃い」ことを強く訴求。一歩間違えれば、液体洗剤全体のイメージダウンにもつながるような思い切ったコミュニケーションだが、減量している背景がクリアになったことで、「ステルス値上げだ」などという風評は立っていない。

この対極に位置するのが、今回のセブンの対応だ。先月から底上げ弁当がSNSで叩かれているにもかかわらず、言われっぱなしでまったく反論をしない。SNSで騒いでいる連中などは、われわれのお客さまではないと言わんばかりのスルーっぷりなのだ。

個人的には、こういう大上段から構えたいかにも大企業的な対応も、ステルス値上げ疑惑に拍車をかけているのではないかと思ってしまう。

それに加えて、もうひとつセブンへの不信感を強めているのは、不祥事ラッシュだろう。昨年の24時間営業をめぐる問題から、ブラック労働が注目を集めたからと思ったら、セブンペイの不正利用とそのグダグダ対応が世間から批判され、今年に入ってからも、本部社員による無断発注、さらには1970年代から続く残業代の未払いまでもが発覚した。

コンビニのビジネスモデルは「限界」か
(中略)

素晴らしい理念が生んだ「あだ花」
(中略)

「低価格高品質」の呪い

「近くて、便利」を掲げるセブンの企業理念を見ても、どこにも「安さ」はうたっていない。もともとコンビニは手ごろな価格で商品を提供するような場所ではなかったのだ。それがドミナント戦略という血の海で戦ううちに、現場の人間を犠牲にしてでも「手ごろな価格」を実現しなくてはいけないという強迫観念に取りつかれてしまったのだ。  日本を代表する流通企業が、1日も早く「低価格高品質」の呪いを断ち切ることを心から祈りたい。


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