1:2014/12/10(水) 06:38:21.48 ID:
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新疆ウイグル自治区中西部のアクスで警戒にあたる中国の武装警官車両。イスラム教に根ざしたウイグル族の暮らしまで締め付けている(AP)
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国家分裂罪での無期懲役が確定したウイグル族学者、イリハム・トフティ氏。中国共産党指導部は、穏健派とされるイリハム氏の発言も許容しない姿勢をみせ、国内外から批判が集まった(AP)

 中国新疆ウイグル自治区で、イスラム教徒のウイグル族に対する当局の宗教弾圧が姑息(こそく)さを増している。18歳未満の信仰を禁止したり、教徒とわかる容貌の男女のバスの乗車を禁止したりするなど、武力だけではないアイデンティ奪取が進行中だ。中国の憲法でうたう「信教の自由」は絵空事で、共産党主導の「党治」による民族差別に手加減はない。(河合洋成)

コーラン学習、ラマダン参加…18歳以下は禁止

 「ウイグル族の子供たちが、宗教的な素養を身につけるのを一切禁止する政治的なキャンペーンが推し進められている」

 ドイツに拠点を置く亡命者組織「世界ウイグル会議」(WUC)のスポークスマンが憤りを示しているのが、自治区内のカシュガルやホータンなどの地方当局がウイグル族弾圧のため、新たに打ち出した宗教政策だ。聖典のコーランの学習やラマダン(断食)の参加など、18歳以下の子供が宗教活動に参加したり、従事したりしないよう、保護者に無理やり、誓いの署名をさせている。違反すれば重い罰金が課せられる。

 それまでは、ウイグル族の公務員が対象だったが、あらゆる家庭に圧力がかけられているという。

 当然ながら教諭ら教育関係者が宗教行事に関与しないようにも迫られ、もし破れば職を失ってしまう。

 さらに、こうした宗教忌避作戦は徹底さを増している。18歳以上でも、雇用主の許可がなければモスクへも行けないような制限強化も始められている。

 「大抵の雇用主は(漢族であり)、宗教には非寛容だ」と住民は自由アジア放送に語っている。

ブルカ、長いひげはダメ…イスラム教徒はバス乗車拒否

 まだまだ、宗教心を断ち切ろうと狙った政策は枚挙にいとまがない。

 自治区の〝首都〟ウルムチの北東にあるカラメイ市では、イスラム教徒がバスに乗るのも大変な事態になっている。

 現地紙が伝えたところによると、女性が頭部を覆うヘジャブやヘッドスカーフ、全身を隠すブルカはまかりならず、長いひげを伸ばした男性も乗車拒否にあってしまう。移動の自由が制限されているのだ。見回っている検査隊に非協力的な態度をとれば、それだけで警察に連行されてもしまうのだそうだ。

 「当局は露骨にウイグル族を狙った人種差別政策を進めている。バス乗車禁止令は、ウイグル族が他民族よりも権利を制限されている一例。そうしたあからさまなやり口が漢族による差別助長につながっている」と在米ウイグル人協会幹部は指摘する。

 宗教への当局の介入は、特に、11月に北京で行われたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議にあわせて強化されたという。「民族融和」を宣伝しながら、支配地域で民族、宗教対立が露見し、習近平国家主席のひのき舞台に泥を塗ることがあっては一大事だからにほかならない。

http://www.sankei.com/west/news/141209/wst1412090003-n1.html

>>2以降に続く)