そり競技 スポーツ 
(イメージです。)


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:2014/12/08(月) 14:13:52.48 ID:
2018年の韓国・平昌(ピョンチャン)冬季五輪でそり競技の日本開催が検討されていることに対し、競技会場の候補となっているとみられる長野市スパイラルの地元住民などから「開催されれば県内のスポーツや経済、観光の起爆剤になる」と期待する声が出ている。一方で、同五輪の大会組織委員会や国際オリンピック委員会(IOC)の検討内容が伝えられていないため、長野市は慎重な姿勢で、今後の状況を見極めていく方針だ。

日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟理事副会長の北村正博・長野商工会議所会頭(67)は「われわれが引っ張る段階ではないが、長野市で開くことになれば歓迎すべきこと」とし、競技人口の底辺拡大や長野市街地の活性化、観光振興にもつながると強調する。

地元住民でつくる「浅川スパイラル友の会」の拝野忠昭会長(76)も「会の活動が報われる」と歓迎。これまで施設周辺の草刈りやごみ拾いなどに取り組んできたが、01年の結成当時に200人ほどいた会員が150人程度に減少。高齢化も進み、「これを機に会の活動も活発にしたい」という。スケルトンの練習で7日にスパイラルを訪れていた富田大喜選手(29)=滋賀県甲賀市=も「環境が良くなり、選手が競技をやりやすくなるのでは」と期待した。

歓迎する声の一方で、競技関係者や行政関係者からは慎重な意見も出ている。

国際リュージュ連盟のアジア担当スポーツコーディネーターの栗山浩司さん(54)=札幌市=は「韓国に競技会場が新設されなければ、競技の世界的普及につながらない」と懸念。さらに「分散開催では世界選手権と変わらない。開催の主導権が日本にあるか分からず、メリットがないかもしれない。解決すべき問題は多い」とする。

長野市の加藤久雄市長は「何も話を聞いていないので、コメントすることはない」。市幹部は「前例がないので、慎重に対応しないといけない」とし、IOCや組織委などの対応を見極める必要があると指摘している。

ソース:信濃毎日新聞 12月08日
http://www.shinmai.co.jp/news/20141208/KT141207FTI090012000.php