日本 経済 円 
(イメージです。)

1
:2014/12/06(土) 20:17:16.67 ID:
 5日の東京外国為替市場で、円は1ドル=120円台で取引された。円が1ドル=120円台まで下落したのは2007年7月以来、7年4カ月ぶりだ。

 読売新聞は5日「日本銀行が追加金融緩和を決めた10月31日から12月4日までの1カ月超で約10円の円安となった。2001年3月に日銀が金融の量的緩和策を導入した時を上回る異例のハイペースだ」と報じた。安倍首相が就任した12年12月26日は1ドル=84円だったが、日銀が資金を供給し円安を誘導する量的緩和を実施したことで、今年10月末には1ドル=109円まで下落していた。

 この日、円安が進んだのは、安倍晋三首相率いる自民党が14日の総選挙で圧勝するという世論調査結果が発表されたのも一因だ。安倍首相が総選挙圧勝をきっかけに量的緩和政策をさらに強化するかもしれないという見通しが出たためだ。みずほ銀行とSMBCフレンド証券は貿易収支の赤字拡大や日米間金利格差の拡大が重なり、来年末には1ドル=130円まで円安が進むだろうと予想している。1-11月の日本の貿易赤字は過去最高の11兆円を記録した。

 しかし、円安による輸入物価上昇で庶民の不満は膨らんでいるため、日本政府が市場介入する可能性もある。日本経済新聞は「急ピッチな円安には反動への警戒感もあり、(日本)政府・日銀や海外の通貨当局がどこまでの円安を許容するか市場は注視している」と書いている。

 同日、ソウル外国為替市場でも円-ウォン相場(午後3時現在)は100円=928.34ウォンとなり、世界金融危機以降の6年4カ月間で最も円安となった。今年の初めは1000ウォン台だったため、70ウォン以上もウォンが上がり円安が急速に進んだことになる。

東京= 車学峰(チャ・ハクポン)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2014/12/06 09:28
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/12/06/2014120600513.html