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1右大臣・大ちゃん之弼 ★2020/09/21(月)14:39:25.85ID:CAP_USER.net
 【ワシントン時事】

 米国と中国による太平洋での「陣取り合戦」が激しさを増している。人口2万人に満たない西太平洋の島国パラオは先月、同国を訪れたエスパー米国防長官に米軍基地を受け入れる意向を伝達。一方、中国は南太平洋のバヌアツとソロモン諸島に軍事拠点設置を提案したとされる。米中両国の軍事的せめぎ合いは太平洋全域に広がりつつある。

 「米軍へのお願いは単純だ」。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、パラオのレメンゲサウ大統領はエスパー氏に手渡した書簡でこう切り出し、「共同使用の基地を建設して定期的に使ってほしい」と要請した。

 パラオはフィリピンの東方約1000キロ、伊豆諸島やグアムを結ぶ「第2列島線」上に位置する。中国は第2列島線域内で制空・制海権確保を目指しており、パラオは中国の軍事的圧力にさらされていた。

 レメンゲサウ大統領は書簡の中で「米軍は(パラオが国防権限を米国に委ねる)自由連合盟約をもっと活用すべきだ」と主張。基地や港湾、滑走路の建設を提案した上、沿岸警備隊の駐留も受け入れる考えを示した。

 中国は太平洋島しょ国に多額の資金援助を持ち掛け、影響圏拡大を図ってきた。昨年にはキリバスとソロモン諸島が台湾と断交して中国と国交を樹立。米国防総省は今月公表の報告書で、中国がアフリカ南西部のナミビアに加え、南太平洋のバヌアツとソロモン諸島に軍事用補給拠点の設置を打診した可能性があると警戒感を示した。

 米シンクタンク「ランド研究所」のデレック・グロスマン上級研究員は「中国が沖縄からフィリピンを結ぶ『第1列島線』を越える戦力投射能力を獲得しつつあることに米軍は神経をとがらせている」と指摘。「エスパー氏が国防長官として初めてパラオを訪れた裏には、第2列島線での米軍の態勢を強化し、台湾海峡や東シナ海、南シナ海を含む第1列島線内の米軍の活動を支援する狙いがある」と分析している。


時事ドットコム 2020年09月21日07時16分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020092000260&g=int


パラオのレメンゲサウ大統領=2017年11月、ドイツ西部ボン(EPA時事)