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1:2014/11/12(水)14:10:11 ID:
先の戦争末期に、本土決戦に備えて皇居や政府機関の移転先として建設が進められた「松代大本営」(長野市)の着工からちょうど70年となった11日、市民団体の「松代大本営追悼碑を守る会」が工事中に死亡した朝鮮人労働者を「追悼する集い」を、地下壕の入り口前で行った。

 集いでは、市が説明板の労働者の動員の経緯について、全員の強制を断定するのを避け、「必ずしも全てが強制的ではなかったなどさまざまな見解がある」などとした新表記に改めることについて、抗議するとともに元の表記に戻すよう求める声明を採択した。

 集いには同会のメンバーや、在日本大韓民国民団(民団)長野、朝鮮総連県本部の関係者ら約70人が出席し、朝鮮式の「鎮魂の舞」に続いて全員で黙祷(もくとう)した後、それぞれの団体の代表者があいさつ。同会の塩入隆会長は「当時の実態を語り継ぎ、無謀で理不尽な戦争だったということを今後も伝えていきたい」と述べた。

民団長野の朴永大(パク・ヨンデ)団長や朝鮮総連県本部の李光相(リ・ガンサン)委員長は、説明板をめぐる市の対応について「歴史的事実を曖昧にするもの」と批判。「直ちに元の看板に戻してほしい」と求めた。

 その後、長野市に対して、
(1)新しい説明文を撤回し、朝鮮人を強制的に連行した歴史的事実を明確に記す
(2)市民や在日団体が参加する検討会による再調査の上、説明文を作り直す-ことを求める声明を採択した。

同会は声明文を直ちに市長宛てに郵送するとともに、年内に新表記の撤回と再調査を求める署名を集め、年明けに市長に提出するとしている。

 元の説明板は「延べ三百万人の住民及び朝鮮の人々が労働者として強制的に動員され」と表記、「三百万人全員が強制的に動員された」という明らかに歴史的事実と異なる内容になっていた。

 一方、今回の声明文の採択について、市の担当者は「市は検討を重ねた結果として新表記を決定している。新しい説明板は予定通り設置する」と話した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141112-00000062-san-l20