(イメージです。)
 
1首都圏の虎 ★2019/12/16(月)02:35:41.47ID:lQaqjRg99.net
【ワシントン=河浪武史、北京=原田逸策】

米中両国が13日発表した貿易交渉の「第1段階の合意」は、中国による米国製品の大量購入が柱だ。米政権は中国が今後2年で輸入を計2000億ドル(約22兆円)増やすと主張するが、内需の伸びが鈍る中国にはハードルが高い。未達なら関税再発動のリスクもある。米国の供給能力にも限界があり、二大経済大国の「管理貿易」は市場メカニズムもゆがめかねない。

(中略)

(円グラフ:中国は米の3番目の輸出相手国)

米政府高官は13日、記者団に「中国の米農産品の輸入規模は年240億ドル(2017年)から年400億ドルに拡大する」と表明。さらに「農産品、工業品、サービスを合わせて中国は2年間で輸入額を2000億ドル増やすとも約束した」と明らかにした。

トランプ氏は16年の大統領選時に「中国製品の関税を引き上げ、対中貿易赤字を解消する」と公約してきた。モノとサービスの対中貿易赤字は約3800億ドル(18年)と全体の6割を占める。赤字削減が実現すれば20年の再選を目指すトランプ氏には大きな成果となる。

(棒グラフ:米農務省、農産品の対中輸出)

ただ中国と交わしたとする約束は極めてハードルが高い。米国の対中輸出はモノとサービスで計1900億ドル(17年)で、1年分の規模を2年で増やすことになる。

農畜産品の対中輸出は過去最大でも260億ドル(12年)。輸出額を5割以上増やす計算だが、貿易戦争を受けて米農家は「既に中国以外の供給先を開拓済みで、対中輸出を5割も増やすのは困難」(ワシントンのロビイスト)との見方が強い。

中国の需要も大きな伸びは見込めない。1~9月の輸入はモノとサービスがいずれも前年同期比5%減り、通年でも前年割れが確実。景気減速による一時的現象ではなく、若者人口の急減という構造要因があり、購買力の拡大は鈍る。

(円グラフ:米の対中輸出は航空機が最大)

(中略)

米政府高官は記者団に「中国が合意を履行しなければ制裁関税を再び発動する」と明言した。中国側は関税の再発動リスクには一切ふれていない。米中の「第1段階の合意」に盛り込まれた貿易拡大策は矛盾に満ちている

2019年12月15日 23:00 日本経済新聞
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO53389040V11C19A2MM8000?s=5
 
 
=管理人補足=
ご参考までに。

米中貿易協議 第1段階で合意 米農業団体から懐疑的な声
2019/12/13
FNN.jpプライムオンライン
 
米中の貿易協議は「第1段階」の合意に達したが、アメリカからは、合意に懐疑的な声も出ている。 トランプ大統領は、今回の合意で中国側がアメリカの農産品500億ドル分を購入すると強調している。 しかし、制裁関税に反対してきたアメリカの農業団体は、「求めているのは中国市場との持続的な関係で、一度きりの農産品購入ではない」、「今回も約束がほごにされるかもしれない」などとコメントした。 一方、中国の「環球時報」は、「新たな出発点だ」と合意を評価しつつも、「米中両国に『自国が損をした』と宣伝する人がいるだろうが、主流にはなりえない」として、合意を批判するアメリカの世論などをけん制している。
 
米中が貿易協議の「第1段階」9項目で合意 中国政府(19/12/14)
2019/12/13
ANNnewsCH 
 
中国政府は記者会見を開き、アメリカとの間で続いていた貿易協議の「第1段階」で合意したと発表しました。  中国政府の発表によりますと、第1段階の合意は9項目に及び、知的財産の保護や技術移転、農産品、金融サービスの分野などが含まれるということです。また、アメリカ側も中国への追加関税を段階的に引き下げることで合意したということです。