F35 軍事 
(イメージです。)

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:2014/10/20(月) 10:47:26.04 ID:
1機当たり1210億ウォン(約122億円)を投じて購入する次期戦闘機(FX)、米ロッキード・マーチンのF35Aについて、韓国軍は先月、米国からエンジンの欠陥を知らされていたが、適切な措置を取らないまま購入契約を結んだことが明らかになった。

数兆ウォン(1兆ウォン=約1010億円)を投じる次期戦闘機事業で深刻な問題が見つかったにもかかわらず、防衛事業庁がこれを看過したとの指摘が出ている。

FX事業は2018年から21年にかけ第5世代ステルス戦闘機のF35Aを40機導入するもので、総事業費は7兆3418億ウォン(約7411億円)に達する。

防衛事業庁が国会国防委員会所属の安圭佰(アン・ギュベク)議員(新政治民主連合)に提出した資料によると、米政府は先月13日、フロリダ州エグリン空軍基地で今年6月に発生したF35A離陸時の火災の原因調査結果レポートを韓国政府に提出した。

火災はF35Aのエンジン部分で発生し、操縦士が緊急脱出したことから、エンジンの欠陥を指摘する声が出ていた。米軍は事故を受けてF35Aの飛行を一時中断し、韓国政府は米国からの原因調査結果の提出を待っていた。

米政府はレポートで「エンジンのローター(回転子)とステーター(固定子)の間の摩擦が機体表面のチタンを変質、疲労させた。これによる微細な亀裂が過度な摩擦につながり、火災が発生したと推定される」と説明した。

韓国空軍は米国側のこうした説明を分析し、エンジンの設計に問題があるため、再設計によりエンジンのローターとステーターのシステムを変更すべきだとの意見をまとめた。

しかし、防衛事業庁はエンジンに欠陥があるとの報告を受けたにもかかわらず「米国がF35Aの問題点を改善すると言っているので、信じて従うしかない」として特に措置を取らなかった。

米政府がレポートを提出してから11日後の先月24日、韓国軍は韓民求(ハン・ミング)国防部(省に相当)長官主宰の防衛事業推進委員会を開き「FX事業交渉結果」をそのまま承認、F35Aの導入を確定した。

防衛事業庁は先月30日に米国と正式に契約を締結。この先毎年、予算を投じて代金を支払う予定だ。

多額を投じて戦闘機を購入するにもかかわらず、韓国が米国側に要求すべきことを要求できなかったのは、韓国軍が昨年、ロッキード・マーチンをFX事業の優先交渉対象に決定して以降、ある程度予想されたことだった。

戦闘機の機種選定をめぐっては、当初はF35Aを含む3機種が候補に挙がっていたが、F35Aが単独候補となったことから、販売者と購入者の力関係が変わったのだ。

軍関係者は「エンジンの欠陥などの問題が見つかれば、カネを出す購入者側が契約を先送りしたり、販売者からより多くのものを得たりするのが常識だが、韓国軍は非常識にも『米国が解決するだろう』と契約の締結を強行してしまった」と話している。

また、F35Aは韓国軍が提示した次期戦闘機の適合基準のうち、7項目で「不適合」の判定を受けていた。

電子偵察(エリント)機能を備えておらず、先端ナビゲーション・通信、ターゲット照準システムの運用ソフトウェアも基準に届かなかった。それにもかかわらず、防衛事業庁は米国側に何も問題提起しなかったという。

同庁の関係者は「米政府から『FX事業に支障を出さない』と保障する文書も受け取っている」と述べ、対応に問題はなかったとの姿勢を示した。また「F35Aは開発中のため、途中で設計が変更される可能性もある」と伝えた。

安圭佰議員は「数兆ウォンを投じるFX事業で、防衛事業庁は米国に言うべきことも言えずにいる。韓米同盟が重要だとはいえ、FX事業は公正かつ透明に進めるべきだ」と指摘している。

2014/10/20 10:24
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/10/20/2014102001191.html