台 イメージ テーブル 
(イメージです。)


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:2014/10/05(日) 14:05:54.00 ID:
鄒さんはまだ、眠れなかった。居間でテレビを見ていた。1日午前1時頃だ。家族はすでに寝ていた。部屋には1人だけ。自慢の部屋だ。家具やカーペットに高級品を揃えた。豊かな気持ちでくつろいでテレビ鑑賞を楽しんでいた。いきなりバーンと大音響が鳴り響いた。
目の前から何かがばらばらと飛んで来た。とっさに「テレビが爆発した」と思った。違った。
廈門網が報じた。

中国では1日から国慶節(建国記念日)の大型連休が始まる。鄒さんはゆっくりと、深夜テレビを楽しんでいた

中国ではマンションの部屋が、内装を施さない状態で売買されることが多い。居住者が自分の好みで内装を決め、マンション建設業者とは別の業者に施工を依頼する場合が多い。マンションによって間取りもかなり自由に決められる場合もある。

マンション購入が「一生ものの買い物」であることは日本と同様だ。“自分の城”を手に入れるということで、内装や調度品に凝る人も多い。福建省廈門(アモイ)市海滄区住人の鄒さんもそのひとりだ。ソファやテーブルなどの家具、さらにカーペットまで高級ブランド品を揃えた。
テレビも大画面のものだ。自慢の部屋でゆったりとした気持ちで、深夜のテレビ番組鑑賞を楽しんでいた。

いきなりバーンと大音響が響いた。目の前から何かが飛び散って来た。見ていたテレビがガタンと傾いた。とっさに「テレビが爆発した」と思った。爆発はおさまった。火は出ていないようだ。鄒さんは恐る恐る、テレビに近づいた。爆発したのはテレビではなかった。テレビを置いていた台だった。

台の上部は強化ガラスだった。バラバラになって飛び散った。台の中段や下段には、DVDの再生機などを置いていた。大型テレビが傾いて陥落した。外付けのスピーカーは倒れた。

中国では番組鑑賞中にテレビが爆発する事故が時おり伝えられているが、鄒さん宅の場合には意外にもテレビを置いていた台が爆発した。

鄒さんによると、テレビを置いていた台は2年前に買った。価格が2600元(約4万6000円)以上の、かなりの高級品だ。上部の強化ガラスで、テレビ以外に、特に重量物を置いていたわけではない。

強化ガラスの細かいかけらが部屋中に飛び散った。鄒さんもガラス片を浴びたが、テレビからかなり離れた場所のソファに座っていたので、けがはなかった。鄒さん一家の秋の大型連休は、飛び散った強化ガラスの後かたずけで始まった。段ボール箱3つ分になったという。

鄒さんは「私はブランドを重視していましてね。ほら、このソファとソファもテーブルも同じブランドで揃えたんですよ」などと説明した。日本では「中国人はケチだ」と考える人もいるが、実際にはそうでない。金銭の使い道について、極めて合理的な考えを持つ人が多い。無駄な出費は極端に嫌がるが「ここは、金を使った方が得」と考えれば、大金をはずむ。

中国では、経済発展のおかげで収入が増え、ゆとりのある生活を楽しめる人も増えた。鄒さんもそんなひとりだ。金銭面での余裕はある。ならば、価格は高くても、家具などは高級品を揃えた方が結局は得と信じていた。が、建国記念日が始まって最初の1時間で、裏切られることになった。

(編集担当:如月隼人)
ソース:サーチナ 2014-10-04 21:01
http://news.searchina.net/id/1545036?page=1