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1右大臣・大ちゃん之弼 ★2019/04/24(水)23:33:42.50ID:CAP_USER.net


北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が24日、ロシア・ハサン駅に到着した際、思いがけない出来事があった。ロシア側が歓迎の意を込めて、大きな皿に塩とパンを乗せて金正恩氏に差し出したのだ。韓国では悪霊や厄災を追い払う際に塩をまくが、ロシアでは正反対だ。ロシアではなぜ、客に塩を出すのか。

 ロシアでは塩がパンと並んで最も重要な食べ物と考えられており、塩で他人を歓迎するのが最上のもてなしだとされる。4世紀以降にロシアに定着したスラブ族は、耕作と採集をしながら暮らしていたが、パンを「耕作」の象徴、塩を「採集」の象徴と考えていたと歴史家らは記録している。塩とパンで客を歓迎する慣習について、最も古い記録は、1556年にロシアの修道僧シルベステルが書いた「家庭規範」に書かれている。「祝いの際や哀悼する際にはパンと塩を出さなければならない」との記載がある。

 ロシア語で「歓待」を表す言葉「フレーバ・ソル・ストゥバ」は「パン(フレーブ)」と「塩(ソル)」を合わせたものだ。ロシアには「パンと塩は断らない」「パンと塩を一緒に食べると不倶戴天の敵も友となる」といったことわざもある。相手が出してくれた塩をパンにつけて食べずに床にぶちまければ、それは軽蔑を意味する。

 ロシアは宇宙でも「パンと塩」の風習にこだわった。1975年のアポロ-ソユーズ実験計画でドッキングに成功したソ連と米国の宇宙飛行士たちは、成功を祝って両国の国旗を交換したが、このときソ連の宇宙飛行士たちはクラッカーと塩を手渡した。

 大切な客に塩を出す風習が続いたのは、ロシアでは塩の価値が高かったという理由もある。1648年にロシア政府が税収を増やすために塩税を導入し、塩の価格が4倍に跳ね上がると、モスクワでは「塩一揆」が発生した。19世紀に塩税が廃止されると、ようやく庶民の食卓に塩が常に置かれるようになった。

イ・ボルチャン記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/04/24/2019042480194.html
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2019/04/24 21:39