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1右大臣・大ちゃん之弼 ★2019/03/20(水)15:48:18.49ID:CAP_USER.net
 米国防省が有事の際に韓米両国軍を指揮する極秘拠点となる京畿道城南市の「タンゴ」指揮統制所、そして全羅北道にある群山空軍基地の2カ所の予算について、これらをメキシコ国境の壁建設への転用対象候補に含めていたことが18日(米国時間)までに分かった。国境の壁建設は米国のトランプ大統領の重要公約だが、現状は民主党などの反対で予算確保のめどが立っていない。タンゴ指揮所などの予算転用についてはまだ正式には決まっていないが、壁建設のため在韓米軍関連の予算を削減する準備が進められているのは間違いないようだ。最近は「乙支フリーダムガーディアン(UFG)」をはじめとする韓米合同軍事演習が次々と廃止あるいは縮小されているが、在韓米軍関連の予算まで転用された場合、韓米同盟そのものが大きく弱体化するとの懸念も浮上している。

 米CNNテレビは18日、国防省が議会に「国境の壁建設に予算が転用可能な国防分野の事業リスト」を送付し、これをホームページに公表したと報じた。このリストによると、米国国内と海外で進められている数百に上る国防事業がその対象となっていた。これらの事業に配分された予算は昨年度で総額43億ドル(約4800億円)、今年度は68億ドル(約7600億円)に達する。米メディアによると、今回提出されたリストには、昨年末の時点で予算が執行されていない国防建設事業が全て含まれているという。

 韓国では韓米連合司令部の重要施設とされる城南市のタンゴ指揮統制所、そして群山市のドローン格納庫が転用対象に含まれた。タンゴ指揮統制所には今年1750万ドル(約19億5000万円)、群山ドローン格納庫には昨年5300万ドル(約59億円)の予算が配分されていた。在日米軍でリストに上ったのは沖縄県嘉手納基地の1000万ドル(約11億円)だけで、ドイツでは5カ所の駐屯基地が再検討対象となった。城南市のタンゴ指揮統制所は韓米連合司令部の戦時指揮統制所で、有事には韓米両軍の頭脳と同時に心臓部にもなる施設だ。タンゴ(TANGO)とは「TheaterAir Naval GroundOperations」の略語で「戦区陸海空軍作戦指揮所」という意味になる。1970年代に城南のある山中の花こう岩トンネル内に極秘に建設され、2005年3月に米国のライス国務長官(当時)が訪問したことで一般に知られるようになった。北朝鮮の核・ミサイル開発で緊張が高まった2017年8月、NBC放送の従軍記者リチャード・エンゲル首席特派員にも特別に公開されている。

タンゴは敵の核兵器攻撃にも耐えられるほどの頑丈な鉄筋コンクリート構造物でできている。生物化学兵器による攻撃にも対応でき、外からの支援なしにおよそ2カ月間生活できるよう設計されているという。迷路のような通路が続く内部には会議室、食堂、医務室、上下水道施設などもある。韓米両軍は竜山基地(在韓米軍司令部など)の平沢移転後も、戦時作戦統制権が韓国軍に移管されるまではタンゴを維持し、施設も改修する計画だった。韓米連合司令部での勤務を経験したある予備役将校は「タンゴの予算が転用された場合、北朝鮮の核とミサイルの脅威に対処するのは難しくなるだろう」と懸念を示した。

 群山空軍基地には在韓米第7空軍に所属する第8戦闘部隊のF16戦闘機2個大隊(35・80飛行大隊)、米空軍循環配備飛行大隊(1個大隊)、韓国軍38飛行戦隊の1個大隊などが配備されている。常に30-40機以上のF16戦闘機が常駐しており、烏山基地と並ぶ在韓米軍の代表的な空軍基地であると同時に、韓国国内では唯一、韓米両空軍の戦闘機が同時に配備されている基地だ。

 米国防省が米国議会に提出したリストは今のところ検討対象であるため、予算の転用が確定したわけではない。議会は今後このリストを改めて検討し、非常事態宣布によっても影響を受けない事業を選ぶことになる。これに対して米議会上院軍事委員会で民主党の幹事を務めるリード議員は「トランプ大統領は国の安全保障用の口座から現金を引き出し、彼が進める国境の壁建設に使いたいようだ」「その結果、一部プロジェクトは脱線しあるいは行き詰まってしまうだろう」などと指摘した。

ユ・ヨンウォン軍事専門記者 , ワシントン=趙儀俊(チョ・ウィジュン)特派員

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朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2019/03/20 10:17