1:2014/09/01(月) 11:55:35.74 ID:
業績悪化サムスン電子が組織再編へ
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 韓国最大の企業、サムスン電子は第3四半期(7-9月)の業績が当初予想を大幅に下回ることが確実視されており、組織や人員の再編を含む大規模な経営刷新策が検討されていることが分かった。

 複数のサムスン幹部は「7月の業績が底だと考えていたが、8月はさらに悪かった。(第3四半期の営業利益は)5兆ウォン台前半まで低下する可能性がある」と語った。証券業界の予測値は現代証券(5兆9000億ウォン)を除けば6兆-7兆ウォン台となっており、状況は予想を大幅に下回ることになる。このまま推移すれば、前年同期(10兆2000億ウォン)に比べ、営業利益が半減しかねない状況だ。

 SKイノベーション、現代重工業、ポスコなど他業種の代表的企業も業績不振に対する危機感を高めており、組織・人員再編を検討中とされる。

■サムスン無線事業部の再編説

 サムスングループでは、業績悪化の根源であるサムスン電子無線事業部(携帯電話端末の生産部門)に対する危機意識が広がっている。ある関係者は「半導体・家電事業部は比較的善戦しているが、営業利益の70%を生み出していた無線事業部が突然苦境に陥り、サムスン電子全体が揺らいでいる」と述べた。

 特に無線事業部の場合、2009年以降、短期間に組織が急激に膨張し、市場の変化に弾力的に対応できなくなっているとの批判が社内にある。過去2-3年で組織が急に大きくなったため、それを統合・調整するコントロールシステムが働かないとの指摘だ。

 実際に無線事業部は最近数年間で他の事業部に比べ昇進者が多かった。昨年の社内人事では、グループ全体の役員への抜てきの22%が無線事業部からだった。このため、無線事業部の社長だけで6人いるなど、組織が肥大化した。サムスングループ幹部は「組織があまりに肥大化し、市場の変化にスピーディーに対応してきた過去の強みが消え去った」と語った。

 端的な例が中国の低価格スマートフォンへの対応だ。

 サムスンはこれまでの牙城だった中国で後発業者に押されていることにかなりショックを受けているとされる。米市場調査会社キャナリスによると、中国のスマートフォン市場では今年第2四半期、現地業者の小米(シャオミ)がシェア14%を記録し、サムスン電子(12%)を上回り、初めてトップに立った。

 サムスン関係者は「これまでの成果に酔い、新たなチャレンジャーを甘く見ていたという批判は免れない」と話した。別のサムスン幹部は「8月13日に発表したメタル材質のスマートフォン『ギャラクシーアルファ』もデザイン担当チームが以前からアイデアを出していたにもかかわらず、経営層が関心を示さなかったため、動きが遅れた」と証言した。

(つづく)

扈景業(ホ・ギョンオプ)記者
朝鮮日報日本語版 2014/09/01 08:31
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/09/01/2014090100822.html