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1右大臣・大ちゃん之弼 ★2018/11/11(日)13:56:32.28ID:CAP_USER.net[1/2]
 文在寅(ムン・ジェイン)政権が経済面での実績を広報する際に掲げる数少ない指標が輸出だ。先週の国会演説でも文大統領は輸出に言及した。「韓国が成し遂げた経済発展の成果は驚くべきものだ」と述べ、輸出好調を根拠に挙げた。今年の輸出は前年比で6%以上増えた。ところが、それは全て半導体のおかげだ。サムスン電子1社の半導体輸出を除いただけで、輸出はマイナスに転じる。サムスンを憎んでいるといううわさの政府がサムスンの半導体に依存する状況となった。

 下り坂だった設備投資が9月に3%の伸びに転じた。政府は喜んだが、これも半導体効果だった。SKハイニックスなどの投資を除けば9%減となる。7-9月期の上場企業による営業利益は18%増だった。かなりの好況に見えるが、うちサムスンとSKハイニックスが占める割合は61%に達する。輸出も投資も企業業績も半導体を除けば、殻しか残らない。半導体がなければ、国家経済がどうなっていただろうかと問いたい。

 韓国の半導体が掌握したグローバル覇権は堅固だ。半導体のスーパー好況期は終わりゆくというが、簡単にトップの座は明け渡さないはずだ。しかし、中国という不確定要素が恐ろしい。中国の怖いところは「反則」も辞さない国家資本主義体制である点だ。

 中国の半導体は民間産業ではない。政府が銃を背負い、資金と人材をつぎ込む国家産業だ。技術の奪取も政府が指揮する。人民解放軍まで産業スパイを送り出し、技術を盗み出している。巨大な中国が総力戦を繰り広げているわけで、半導体の崛起(くっき)は時間の問題だと見るべきだ。結局は韓国に追いつく日が訪れる。

この重大な転換点で予期しないニュースが飛び込んできた。米国が中国メーカーに対する半導体製造設備輸出を禁止するとの発表だ。半導体生産は韓国が首位だが、半導体製造設備は米国が独占している。米国製の設備なしでは、中国は半導体生産ラインを構築できない。米国は意図的に中国の前途を塞いだと言える。それでも中国があきらめることはない。どんな方法を使っても半導体の崛起を成し遂げようとするはずだ。しかし、その道はより困難となり、技術的なハードルも上がる。韓国にとっては時間を稼げた格好だ。まさに天運と言えよう。

 30年前にも幸運があった。日本が急成長していた時代だ。「韓国がコンピューターチップを供給しなければ、米国は困る」とすがりつくと、米国はそれを座視しなかった。日本の腕をひねり、日本の半導体に10年間の足かせをはめる協定を結んだ。日本勢の後退につれ、韓国の半導体には追い風が吹いた。日本の半導体が壊滅的な打撃を受けた市場がそっくりサムスン電子の物になった。1993年にサムスンは日本メーカーを抜き、DRAMで首位に立った。半導体産業に進出してちょうど10年目だった。米日摩擦がなければ、現在の半導体神話はなかったかもしれない。

 半導体は単純な商業製品ではない。安全保障体系や軍事覇権まで左右する軍産複合の戦略産業だ。半導体チップがなければ、現代的な高精密兵器は鉄の塊にすぎない。人工知能(AI)による演算とデータ処理能力も半導体の命脈を握っている。大国の覇権争いがエスカレートするほど、第4次産業革命が速まるほど、半導体の価値は高まる。こんなすごい産業を自分たちの物にしようとはよく考えたものだ。

続く。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/09/2018110901817.html
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2018/11/11 05:07