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ローマ法王:元慰安婦と初対面 ミサ参列の7人と握手

毎日新聞 2014年08月18日 10時58分(最終更新 08月18日 11時11分)

 【ソウル福島良典、大貫智子】
 フランシスコ・ローマ法王は韓国訪問最終日の18日、ソウル中心部にある明洞(ミョンドン)聖堂で朝鮮半島の平和と和解を祈願するミサを開き、参列した元慰安婦と対面した。法王と元慰安婦の対面は初めて。個別の会談はなかったが、対面の模様が海外で報じられることによって、慰安婦問題が国際社会の注目を浴びる形となった。

 元慰安婦の参列はバチカン(ローマ法王庁)でなく、韓国カトリック教会の招待。ミサには韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が出席した。対面は慰安婦問題を国際社会にアピールしよう
とする韓国側の思惑を反映したものと言え、日本側から反発が出るのは避けられそうもない。


 法王と対面した元慰安婦は7人。法王は聖堂に入った後、最前列に車椅子で並んだ元慰安婦一人一人と握手をかわした。元慰安婦の金福童(キム・ボクトン)さん(88)がチョウの形を
した金色のバッジを法王に渡した。
元慰安婦の支援団体によると、チョウのバッジは反差別運動のモチーフ。韓国カトリック教会によると、元慰安婦の李容洙(イ・ヨンス)さんは対面に先立ち、「期待に胸がいっぱいで、ここ数日、よく眠れないほどだった」と語った。

 法王は昨年3月の就任以来、社会的弱者に支援の手を差し伸べる「貧者の教会」路線を掲げ、難民や被災者、障害者などと面会を重ねてきた。バチカンは元慰安婦を「苦しみを抱え、法王が励ましや慰めを与えることができる人々」(報道官)と形容、韓国カトリック教会の広報担当者は「対面は苦痛を受けた人々を慰めることに焦点を絞った行動」と説明している。

 慰安婦問題を巡っては朴大統領が15日、日本の植民地支配からの解放を祝う「光復節」の式典で、元慰安婦が納得する解決策を日韓国交正常化50年となる来年までに日本が提示するよう求めた。

 法王は18日のミサの中で、南北に分断されている朝鮮半島について「一つの家族、民族だ」と強調し、韓国と北朝鮮の融和を訴えた。法王は14日からの訪韓中、双方が「非難合戦や不毛な批判、力の誇示」に終止符を打つよう呼びかけた。韓国カトリック教会は北朝鮮信徒をミサに招待したが、参加は実現しなかった。

http://mainichi.jp/select/news/20140818k0000e030165000c.html

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