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1アルカリ性寝屋川市民★2018/05/13(日)21:33:20.87ID:CAP_USER9.net
 子犬の腹の中にヘ.ロ.イ.ンを埋め込んで密輸を企てたとして逮捕された獣医師が5月、米ニューヨーク・ブルックリンの裁判所に出廷した。あまりに悪辣(あくらつ)で無慈悲な密輸手口ともいえる今回の事件に対し、検察側は「犬は人間にとって最良の友達だ。そして被告は学ぶことになるだろう。われわれは麻.薬.密売人にとって最悪の敵になる」との声明を出した。ロイター通信などが伝えた。獣医師側は無罪を主張しているようだが、動物を守るべき獣医師による残酷な事件に非難の声が集中している。

コロンビアから米国へ

 この獣医師は、コロンビア人のアンドレ・ロペス・エロレス被告(38)で、スペインで身柄を拘束され、4月30日に米国に移送された。

 ロイターなどの報道によると、エロレス被告は、2004年から05年にかけて、南米コロンビアの麻.薬.組織と共謀し、コロンビアから米国にヘ.ロ.イ.ンを密輸していた。密輸の手段に使っていたのが子犬たちだ。

 純血種のラブラドール・レトリバーの子犬などの腹に、ヘ.ロ.イ.ン.の液体が入った小袋を埋め込んで縫い付け、税関検査をすり抜けさせようとしていたという。

子犬たちの結末

 米麻.薬.取締局(DEA)などが05年、コロンビアにあるエロレス被告の診療所に強制捜査に入った際、10頭の子犬を発見していた。

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、この10頭のうち、ロットワイラーの子犬はコロンビア国家警察が引き取り、麻.薬.探知犬になったといい、バセットハウンドの子犬はある捜査官がペットとして引き取った。

 残りの8頭は、腹の中にヘ.ロ.イ.ン.入りの小袋を縫い付けられており、悲惨な結末を迎えたという。5頭は逃げだし、3頭はヘ.ロ.イ.ン.の成分オピエートによる感染症で死んだ。

獣医師の誓いに背く犯罪

 ロイターによれば、ニューヨーク東部地区のリチャード・ドナヒュー検事は「動物を苦しみから救うという獣医師としての誓いに背き、子犬の腹部でヘ.ロ.イ.ン.を密輸する無慈悲な陰謀に、自身の外科的スキルを使った」と非難した。

 エロレス被告は、有罪が確定すれば最高で終身刑が言い渡される可能性もあるという。

 ニューヨーク・タイムズは、DEA捜査官の言葉として今回の密輸の手口をこう伝えている。

 「最も常軌を逸した手段のひとつだ」

産経WEST 2018.5.13 15:00
http://www.sankei.com/west/news/180511/wst1805110008-n2.html