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:2014/07/15(火) 22:20:04.83 ID:
 中国政府が創設を推進しているアジアインフラ投資銀行(AIIB)の本部をソウルや松島(ソンド)国際都市に誘致する案が推進されている。
 韓国のAIIB加入をめぐる米中対立を緩和し名分と実利を同時に得られる多目的カードとして動向が注目される。韓国政府と金融当局などが14日に明らかにしたところによると、韓国政府は中国との水面下の接触が盛んに行われていた4月に、「ソウルか松島国際都市にAIIB本部を誘致したい」と中国のAIIB設立準備機関に正式要請していたことが確認された。
 当時AIIB本部誘致申請をしたのは中国と韓国だけで、最近になっても申請国は極めて少数だとされている。
 中国は北京をAIIB本部所在地として希望している。

 AIIBは米国と日本が主導している世界銀行、アジア開発銀行(ADB)の対抗馬的な性格で中国が創設を主導している機関だ。
 中国は出資比率50%を確保する計画のため本部も中国内に置かなければならないという立場だ。しかし韓国政府はAIIBが国際機関という点を強調し中国を説得してきた。AIIBの本部を韓国に置けば中国がこの機関を思うままにするという日米など西側の懸念も緩和できるという論理だ。
 韓国政府がAIIB本部誘致に出たのは名分や実利で損することはないという計算からだ。
 AIIBは資本金1000億ドルで、ADBの1650億ドルに匹敵するほどの超大型国際金融機関だ。本部所在地になれば国際金融秩序における韓国の地位は非常に高くなる。

 たとえ本部誘致に失敗しても韓国としては失うものはない。AIIB加入をめぐり韓国は米国と中国の間で板挟みになっている格好だ。
 中国は韓国の加入に積極的だ。AIIB加入予想国が中東と東南アジアなどほとんどが親中国で、米国と近い韓国が加入すれば政治的に意味が大きい。一方米国は露骨に韓国の加入に反対している。6月まで秘密裏に反対の立場を伝えてきた米国政府は今月に入り公開的に
不満を示している。
 7日と8日にホワイトハウスのセイラー国家安全保障会議(NSC)補佐官と米国務省のサキ報道官はそれぞれインタビューと定例会見という公開の席上でAIIBに対する懸念を表明した。3~4日の韓中首脳会談で韓国政府が「中国のAIIB推進を高く評価する」と肯定的姿勢を明らかにしたことに対する警告性のメッセージと受け取れる。
 こうした状況でAIIB本部誘致戦への参加は多目的カードとして活用できる。米国には中国の独走阻止のために努力しているというメッセージを投げかけることができる。もしAIIB本部が韓国に置かれるなら「中国偏重」の濃度も薄くなる。中国を相手にAIIBの後進的支配構造を改善する交渉カードとして使うことができる。

 中国は最近AIIB参加申請国に、出資比率に比例して投票権に格差を付ける方針を伝えたという。簡単に言えば中国が50%を出資すれば中国は合計100票のうち50票を行使できるようになるという話だ。この場合中国はすべての事案を思いのままに処理できることになる。
 また、中国政府が指名する人物だけで構成されたAIIB執行部で投資関連の意志決定を総括し、常任理事会を置かず加盟国が3カ月に1度の割合で会い経営全般を点検する非常任理事会体制で機関を運営するという意向も伝えた。韓国政府はこうしたシステムの下では加入は難しいという立場だ。このため「中国の出資比率を低くして門戸を開放し参加国を増やさなければならない」と主張している。

 幸い中国政府も否定的な見方を意識したように少しずつ態度を変えている状況だ。中国の楼継偉財政相は最近「中国が最大の出資比率であるなら50%以下でも関係ない。米国、日本、欧州の参加も歓迎する」と明らかにした。韓国政府関係者は、「現在の雰囲気なら『他国の懸念を低くするためにも本部は中国の外に置くべき』と説得するだけの意味はある状況だ。
 本部誘致に失敗してもこのカードを活用して支配構造や韓国側の参加条件改善など多様な交渉を試みることができる」と話している。

中央日報/中央日報日本語版 2014年07月15日08時53分
http://japanese.joins.com/article/720/187720.html 
http://japanese.joins.com/article/721/187721.html