1:2014/02/06(木) 08:45:36.95 ID:
◆サムスン電子は「5000円スマホ」時代を生き残れるか
 (大前研一の「産業突然死」時代の人生論)

スマートフォン(スマホ)の大ブームで躍進した韓国のサムスン電子だが、今が絶頂期でこの先には苦境が待っている。サムスン1社に依存した韓国経済も、このままでは先行きが厳しいだろう。

■スマホで好調なサムスン電子は現在がピーク

韓国最大の発行部数を誇る朝鮮日報が1月8日、「『サムスン電子なき韓国経済』に備えよ」と題する社説を掲載した。サムスン電子の2013年10~12月の営業利益が8兆3000億ウォン(約8100億円)と、1年前より2割近く減少したと紹介。韓国経済に影響を及ぼす事態に備えるのは、韓国政府がやるべき仕事であると指摘している。

「フィンランドでかつて輸出の25%、研究開発投資の35%、法人税収の23%を占めていたノキアは、アップルとサムスン電子の攻勢によって経営がほぼ破綻し、今ではマイクロソフト社の傘下に入ってしまった。ノキアの没落でフィンランドは国全体の成長に急ブレーキがかかり、失業率も大きく跳ね上がってしまった。スマートフォンの次の時代について将来像を描き、これに備えるのはサムスン電子の仕事だ。しかしサムスン電子そのものが最悪の状況に直面し、それによって韓国経済全体に及ぶ悪影響に備えるのは政府がやるべきことだ」(朝鮮日報日本語版より)

私も、サムスン電子は現在がピークであると考えている。
スマホで好調なサムスン電子だが、行く行くはスマホの低価格化の流れに耐えきれなくなると見ている。

■サムスン電子を除けば、韓国経済は大きな赤字

スマホは近いうちに1万円にまで価格が下がるだろう。さらにその後は、5000円くらいにまでなる可能性が高い。基本機能だけを備え、追加機能はアプリで対応するという形の低価格スマホが、特に今後売り上げ台数の中心となる新興国や途上国では、主流になるはずだからだ。

そうなった時、現在のサムスン電子のコスト体質で「5000円スマホ」に対応できるのか。おおいに疑問である。サムスン電子が低迷するだけなら、所詮は一企業の話で済む。問題なのは、韓国経済がサムスン電子に大きく依存してしまっていることだ。ここで「サムスン電子を除いた場合での韓国の経済指標」をご覧いただきたい。

グラフ:サムスン電子を除いた場合の韓国の経済指標
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昨年1~9月期の韓国経済は、営業利益こそマイナスだったものの、売上高と輸出はプラスだった(売上高と営業利益は韓国の上場企業1733社を基準)。ところが、ここからサムスン電子を除くと、風景は一変する。プラス2.7%だった輸出はマイナス3.6%となり、プラス1.1%だった売上高はマイナス0.3%に転落。営業利益のマイナス幅も3倍以上に拡大してしまう。

日経BPネット 2014年02月05日
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20140204/382460/?ST=business&P=1
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http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20140204/382460/?ST=business&P=3
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20140204/382460/?ST=business&P=4
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以降へ続きます。