1: 蚯蚓φ ★ 2017/12/30 12:05:34.78 ID:CAP_USER.net
 「あやし、ほおをたたいて、慰める」という言葉がある。今回の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の中国訪問で、中国側がわれわれに見せた態度がまさにこれだった。習近平主席は、韓国側が高高度防衛ミサイル(THAAD)問題を適切に処理(中国側の発表では『妥当な処理』)するようあやしながら、背後では韓国人記者たちに暴行を浴びせ、続いて李克強首相が幾つかの経済的圧力の解消で慰めるといった過程が、韓国を「もてあそぶ」中国側のシナリオであるように見えるのだ。文大統領が遭遇したその他の怠慢な待遇は、このシナリオのエキストラたちだ。

 まず文政権は、中国側のこうしたシナリオを知っていて中国を訪問したのか、または知らずにこんな目に遭ったのか、聞いてみたい。もし、知っていて訪問したなら、そこまで急いで訪問しなければならない理由があったのか。今回の訪中時期、内容、儀典などに関して疑問に思う事柄は一つや二つではない。得てして首脳会談は、前もって議題に合意し、発表する内容などをあらかじめ決めた上で行うことが慣例だが、「習近平主席がいない北京」にわざわざ出向いていかなければならない理由は何だったのか。「難色を見せる」中国側に懸命にすがりつき、ようやくのことで勝ち取った訪問というイメージは否めない。

 反対に、知らずに訪問したとしたら、こんな惨めなことはない。参謀たちの愚かさと経験のなさだけを責め立てる次元の問題では済まされない。これは、国のメンツを踏みにじり、国家利益を阻害した無資格者たちの外交に釣られたような格好だ。あるいは、韓国側が中国側から「裏切られたケース」に相当するのかもしれない。中国側がここまで韓国をばかにすることを知らなかったとするならば、そんな無能な参謀たちは当然解任するべきだ。

 その他の問題としては、今回文大統領の訪中をきっかけに、韓国内部の分裂と葛藤と対立がものの見事に表面化しているという点だ。
 
(中略:韓国人記者集団暴行に対する「文派」と「韓国のネットユーザー」の分裂)

 われわれは、この機会に文大統領が外交や国防にどのような基調を持って臨んでいるのか、問いたい。中国や日本に包囲されたような韓国の地政学的状況で、韓国が生き抜いていくべき方向はどこなのか、米国など周辺国とはどのような関係を維持していかなければならないのかに対する外交哲学のフレームが知りたいのだ。サードの配置問題を一つ取ってみても、米国との基本的フレームが食い違い、中国が韓国をひざまずかせようとしている構図では、末永い友好の歴史を続けていくことはできないからだ。

 この地の5000年の歴史は、中国と日本に囲まれて生きてきた歴史だった。両国は、容赦なくわれわれの国と民族を攻め、虐げながら、国民を殺.し、財産を奪ってきた。韓国は、これら両国を超越した世界を知らなかったし、たとえ知っていたとしても、それを超えるだけの勇気と意志がなかった。この屈辱的従属の歴史は、第2次世界大戦の終結とともにチャンスの歴史へと変わっていった。韓国は、北東アジア大陸の片隅の「監獄」を抜け出し、米国の援助を受け、初めて世界に羽ばたくことができた。そしてそれ以降の70年間、韓国は中国と日本のくびきを抜け出しながら、韓国の歴史上、類を見ない発展と跳躍の道を歩んできた。

 現在北東アジアの情勢は、中国と日本が復古的地位を確保し、再び70年前の世界へと回帰する方向に向かっている。やはり韓国は、「反米」の気運を掲げ、中国と日本が主導する北東アジアの狭い監獄に戻ろうとする後退の兆しを見せている。

 われわれがこの地に住んでいる以上、隣国である中国と日本の存在を無視することはできず、この両国と共存しながら生きていくほかない。しかしこの共存は、われわれが米国など地域外の周辺と安保的関係を強めていくときに保障される。さらにこの世は、力と金があるからといって隣国を物理的にひざまずかせ、軍事的に侵攻することを容易に受け入れまいとする方向に変わってきた。韓国にとって必要なのは、韓国が決して文大統領の言った「小さな国」ではないという自尊心を持つことだ。

金大中(キム・デジュン)顧問


ソース:朝鮮日報/朝鮮日報日本語版【コラム】中国にもてあそばれた「国賓」文大統領http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/12/29/2017122900917.html