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:2014/06/18(水)19:25:09 ID:
4月末の韓流百貨店倒産に続き、韓流ムックなどを手掛けていたTOKIMEKIパブリッシングの倒産も報じられ、日本のネット上などでは「いよいよ韓流ブームの終焉」という声もますます大きくなっている。

韓流百貨店の倒産は韓国でも一応報道されたが、それが大きな話題になったという印象はない。倒産の時期がちょうどセウォル号事故に重なったこともあるが、そもそも一般の韓国人にしてみれば、日本で韓流ブームが盛り上がろうが下がろうが実生活にはあまり関係ない。

もちろん2004年に「ヨン様ブーム」が起きた頃は、韓国俳優が外国でスターになるのは新鮮で、しかも中高年女性の熱狂など韓国ではありえない現象もあり、多くの関心を引いた。でも、その後に日本だけで妙に人気のスターなどが出てくると、「韓流スター」という言葉も微妙なニュアンスをともなうようになった。

たとえば2010年の秋に放映され視聴率37.9%を記録した大ヒットドラマ「シークレット・ガーデン」には「韓流スター」という役柄が登場する。彼の風貌、気取った振る舞いは、韓国での「韓流スター」の立ち位置がよく表れていた。

さらに決定的だったのは欧米で大ヒットしたサイ(SPY)「江南スタイル」である。米国のビルボードチャート7週連続2位は快挙だった。韓国在住の外国人も大人から子供までがこの熱狂に包まれたし、世界各地の江南スタイルが連日テレビで映し出された。米韓首脳会談でもオバマ大統領が朴槿惠大統領に「娘たちが教えてくれた」と江南スタイルの話題をふっていた。

日本では江南スタイルはそれほど流行らず、「どうして日本だけ?」とマスコミが話題にしたこともあったが、一般韓国人にとってそれは重要ではなかった。世界に認められれば、日本のことなど大した問題ではなくなる。

この頃、日本でのスターはチャン・グンソクだったが、韓国では映画・ドラマともに興行的に失敗していた。日本の韓流ブームと本国の流行には明らかな「ズレ」があった。

http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014061700005.html?iref=com_rnavi