韓国 経済 

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:2014/06/18(水) 21:10:21.86 ID:
 今週に入り外国為替市場の耳目は経済副首相に指名された崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)氏の口に向いている。
 もしかしたらウォンの価値や為替相場に関連した発言が追加で出てくるかも知れないという考えからだ。崔氏は13日、副首相内定後に記者らと初めて会った席で、過去の為替政策の限界と問題点を指摘する趣旨の言及をした。

 崔氏は、「過去の為替相場政策はいまの国民の幸福とはかけ離れていなかったようだ。これまでウォン安にともなう輸出増加で経常収支黒字を出し雇用を作り、国民もこれをわかっているので損害を甘受した。ところがいまでは企業の海外アウトソーシングが増えその効果もよく出ないようだ。むしろ国民の立場ではウォンの価値が上がれば購買力が高まり所得が上がる効果を出すことができる」と話した。

 この発言はすぐに内外の外国為替市場参加者の神経を尖らせた。ウォン高の流れを容認すると解釈できるためだ。
 この話を伝え聞いた企画財政部幹部もしばしとまどった。崔氏がソウルの自宅近くのビアホールで話した時間は韓国の外国為替市場が終わった後だったためすぐに影響はなかったが、外国為替市場が敏感に反応しかねない発言だったためだ。

 企画財政部幹部は先週末、聴聞会準備に余念がない崔氏に発言の真意を尋ねた。崔氏は自身の発言が原則論的な言及にすぎず、最近のように急速にウォンが上がる状況は受け入れられないという韓国政府の基本立場に変わることはないという点を確認した。市場が揺れ動けば現在のように市場介入も躊躇しないという意味だ。

 ウォンの価値は諸刃の剣のため短期間に急速に上がっても急速に下がっても副作用が現れる。政策当局者はいかなる言及もしないのが“グローバルスタンダード”となっている。

 外国為替市場専門家らは崔氏の原則論的認識については共感している。過去のようにウォン安政策を積極的に使ってまで輸出を支援する時ではないということだ。これは2008~2009年に政府が人為的にウォン安政策を使った時も確認された。米国発の世界金融危機に対応するために輸出拡大を後押しするウォン安を維持したが効果は思わしくなかった。成長率を大きく引き上げられず、かえって輸入物価の上昇を招き国民の消費に負担を与えた。
 国民の購買力が弱まり留学や海外旅行も大きく冷え込んだ。

 「ウォン高は無条件で不利だ」という認識も変わっている。ウォンの価値が上がれば国民の実質購買力が増加し余裕ある消費につながる。経済革新3カ年計画に盛り込まれている「輸出と内需の均衡発展」と「国民幸福」を実現するためにも内需消費につながるウォン高はある程度必要だ。崔氏が国民幸福を強調しウォン安に基盤を置く既存の外国為替政策の限界を指摘した背景でもある。

 さらに現在の韓国経済のファンダメンタルズではある程度のウォン上昇は自然な流れだ。輸出好調でドルの流入が続き、外貨準備高が急速に増え4000億ドルに近づいている。

 しかし過度なウォン高は韓国経済にブーメランとして返ってきかねない。韓国経済研究院のオ・ジョングン招聘研究員は、「韓国の主力輸出企業の生産製品の80%が輸出されるが、ウォンがあまりに高くなれば輸出競争力が弱まり中小企業に否定的影響を及ぼしかねない」と指摘した。主力輸出企業の場合、1次下請けと2次下請けを含め多ければ3000前後の中小納品業者を抱えているためだ。輸出競争力が弱まればこれら納品業者の雇用と賃金が減り国家経済全体では実質購買力がさらに下がる可能性も排除できない。

 輸出好調がいつまでも続くという保障もない。ドルに対してウォンの価値は昨年1.4%上がったが、円は17.9%下がった。
 輸出競争力もそれだけ弱まったという意味だ。韓国開発研究院(KDI)のチョン・ギュチョル研究委員は、「経常収支がいつまで増えるという保障がない状況でウォン高が無条件で良いとはいえない。崔氏の原則論的な言及を一般論に拡大解釈しては困る」と話している。

中央日報/中央日報日本語版 2014年06月18日11時21分
http://japanese.joins.com/article/658/186658.html




=管理人補足=
今朝のチャートをコメント最後に添付しました。