(イメージです。)
 
1: 名無しさん@涙目です。 ID:???

 
 中東やアフリカから多数の難民が押し寄せる欧州。欧州連合(EU)は2年前、欧州の「玄関口」のイタリアとギリシャにたどり着いた難民と向こう2年間に流入する難民について、EU加盟国が分担して受け入れることを決めた。だが、難民らの身元確認作業が進まないうえ分担を拒む加盟国もあり、当初対象とされた約16万人のうち、これまで受け入れられたのは約2万8000人にとどまる。分担受け入れの期限が26日に迫る中、両国では多数の難民らが滞留したままだ。

 ローマ中心部の一角にある廃業した工場の駐車場に、数十個のテントが並ぶ。夜のとばりが下りるころ、「テント村」に住人のアフリカ系難民らが戻ってくる。テントで暮らすのは約100人。大半がアフリカ東部エリトリアから地中海を越えてきた若者たちだ。

 「一体いつイタリアを出られるのか」。一つのテントに4人で寝泊まりするフィルモン・マハリさん(21)が力なくつぶやいた。現金の持ち合わせはなく、昼間は街中をぶらついて時間をつぶす。難民申請はしたが、なしのつぶてでいつ定住先の国が決まるか分からない。

 2014年2月に独裁体制の圧政を逃れるため出国。2年後に北アフリカ・リビアに着いたものの、密航船の手配業者の建物に監禁され、業者からイタリアへの密航費用5500ドル(約60万円)を要求された。業者に殴打される日々を耐え、父親に工面してもらった金で密航船に乗り、イタリアにたどり着いたのは今年5月。一度は民間運営の難民受け入れ施設に入ったが、外出もできず「話も聞いてもらえない」ため施設を出た。たどり着いたのがテント村。「明日が見えない。不安だ」。うつろな目で、そう言った。

 国際移住機関によると、今年イタリアにアフリカから流入した難民らは9月20日現在、10万人を超える。分担受け入れが進まないまま、難民らはさらに増える。難民支援のNGO「カサ・アフリカ」のジェンマ・ベッキオ代表は「イタリア人も難民もストレスが高まっている。難民政策の見直しが必要だ」と訴える。
 
難民問題:テント村「明日見えない」(その1) EU各国受け入れ進まず
https://mainichi.jp/articles/20170925/ddm/001/030/214000c