ロシア Flag

1
:2014/06/16(月) 19:01:39.17 ID:
 ロシアがウクライナ南部クリミア半島の編入を機にガス価格を急激に値上げし、ウクライナが支払いを拒否している問題で、ロシア国営ガス大手ガスプロムは16日、ウクライナ側へのガス供給を「前払い制」に移行した。今後のガス供給は、料金の払い込みがあった分だけ行うといい、事実上の「供給停止」宣言だ。  

 ガスプロムは、「モスクワ時間の16日午前10時(日本時間同日午後3時)までに滞納額の一部19億5000万ドル(約2000億円)が支払われない場合は、前払い制に移行する」と通告していた。同日未明まで、欧州連合(EU)が仲介し、ロシアとウクライナがガス価格や支払い方法について交渉していたが、価格面で折り合いがつかないまま終了した。このため、ガスプロムが予告通り、前払い制に移行した。

 ガスプロムは、「慢性的な代金未払い」を理由に挙げた。

 ロシアは過去にもウクライナとの政治的対立を背景にウクライナへのガス供給を停止し、あおりで欧州諸国に影響が及んだ経緯がある。欧米諸国から「再度、ロシアがガスを外交の武器として使用した」との批判があがるのは必至だ。

 またガスプロムは16日、ロシア側が「未払い」と主張するガス代金45億ドルの回収を求め、ウクライナ国営ガス企業ナフトガスを相手取り、ストックホルムの仲裁裁判所に提訴したと発表した。

 ウクライナや欧州諸国は、過去の教訓から、ロシアがガス供給を停止する場合に備え、各国でガス備蓄を強化してきた。インタファクス通信によると、ナフトガスは「12月まではロシア産のガスなしに持ちこたえることができる」というが、供給停止が長期化し、暖房用に大量のガスが必要となる冬場まで持ち越せば、各国に深刻な影響を与える可能性がある。

毎日新聞 2014年06月16日 18時50分 モスクワ真野森作