1:2014/06/15(日) 17:01:05.72 ID:
円安に無策の韓国政府に批判
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 ウォン・円相場が100円=1000ウォンを割り込み、ウォン高円安が急速に進んだことから、韓国の輸出企業では採算性が低下している。こうした中、韓国政府の対応が消極的過ぎるという批判が出ている。ウォン高が進めば、その影響はすぐには表れず、1-2年後になって本格的に表れるとみられるが、韓国政府は「経常黒字が続き、輸出が好調だ」という理由で、状況を安易にとらえているとの指摘を受けている。

 匿名の元経済閣僚は「1980年代以降、100円=1000ウォンを割り込むウォン高になると、韓国には必ず危機が訪れた。そうした状況が繰り返されようとしているのに、政府は経済指標が良いという言葉ばかり発しており、もどかしさを感じる」と話した。大統領府(青瓦台)の元高官も「最近ウォン・円相場が1000ウォンを割り込んだことには、綿密な対処が必要だ。このまま放置すれば、輸出中小企業と大企業の下請け業者が大きな打撃を受ける」と述べた。

 11日のソウル外国為替市場で、ウォン・ドル相場は前日比1.50ウォンのウォン高ドル安となる1ドル=1015.70ウォンで取引を終え、ウォンは年初来高値を更新。ウォン・円相場も100円=992.80ウォンで取引を終え、引き続き1000ウォン以下の水準で推移した。ウォン・円相場は、今月6日以降、1000ウォンを割り込んだ状態が続いている。昨年6月に1200ウォン台だったウォン・円相場は1年で200ウォン以上ウォン高に振れたことになる。最近3カ月にウォンは70ウォン近く上昇し、ウォン高の進行も速まっている。日本ではアベノミクスで市中への資金供給が続き、米国では景気回復が遅れる中、ドル安と新興国通貨の上昇が重なった影響だ。

 韓国経済は円安が訪れるたびに試練を味わった。最初の円安ショックは、プラザ合意後の円高が円安に転じた1989年だった。85年のプラザ合意以降、2年間で円の価値は2倍になり、韓国の輸出は85年の303億ドルから88年には607億ドルに増えた。経済成長率も2桁を記録した。しかし、89年に円高進行が止まると、88年に148億ドルの黒字だった経常収支は、89年には3分の1にまで落ち込んだ。経済成長率は88年の11.7%から89年には6.8%まで鈍化した。

 第2のショックは90年代後半の通貨危機だ。ウォン相場は95年の100円=824ウォンから96-97年には700ウォン台までウォン高が進行。韓国企業は輸出競争力を失い、97年には経常赤字が過去最高の230億ドルに達した。98年には結局、通貨危機が訪れた。第3の円安といえる今年も同様の危機を迎える可能性がある。現代経済研究院のイ・ジュンヒョプ研究委員は「ウォン・円相場が1000ウォンを維持したとしても、今年の輸出は7.5%程度減少が見込まれる。時間がたつほど、衝撃が大きくなる可能性が高い」と指摘した。為替当局はそうした懸念には共感を抱きつつも、円安が80年代後半や90年代後半のようには長期化しないとみている。

 為替当局関係者は「円安と経済危機に相当の相関関係がある点は認識している」としながらも「輸出企業が善戦しており、今年末か来年初めに米国が量的緩和を終了し、利上げに踏み切れば、ドル高に転じる。その影響でウォン・円相場も1000ウォン台を回復すると期待している」と述べた。

キム・テグン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2014/06/15 07:09
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/06/14/2014061401107.html