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photo credit: awesome Little Red Riding Hood goodies from Lauren via photopin(license)
(イメージです。)

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:2014/01/05(日) 10:01:39.45 ID:
 
「弟(興夫=フンブ)は兄とは異なり実に従順で熱心に働きましたが、運に恵まれず、貧しさから抜け出すことができませんでした」「話を聞いた(ツバメの)王は、興夫の親切心を大層うれしく思い、すぐさまその恩に報いようと考えました」

 これは、1924年に朝鮮総督府が編さんした『朝鮮童話集』に納められた「ノルブと興夫」の一節だ。本来の『興夫伝』には全く登場しない「従順」「親切」という概念が、興夫の性格として紹介されている。竜仁大学教育大学院の権赫来(クォン・ヒョンレ)教授(韓国古典文学)は「原典の興夫は清廉・仁厚といった儒教的人間像に基づいて描かれていたが、総督府の改作により、日本の近代国家的道徳である従順・親切に変えられた。他人に害を与えず、おとなしかったという点を強調するための改作とみるべき」と語った。

 植民地イデオロギーを注入するため、当時の日本が韓国に古くから伝わる童話を集め、改作を行ったという研究結果が発表された。権赫来教授は最近出版した研究書『日帝強占期説話・童話集研究』(高麗大学民俗文化研究院)で、このような研究結果を明らかにした。

 韓国の昔話を集めた童話集として最初に出版された『朝鮮童話集』は、沈宜麟(シム・ウィリン)の『朝鮮童話大集』(1926)、朴英晩(パク・ヨンマン)の『朝鮮伝来童話集』と並び、現在でも子ども用の韓国昔話3大原典に挙げられる書物だ。「トラと干し柿」「仲のよい兄弟」「こぶじいさん」「カササギの恩返し」などの昔話は『朝鮮童話集』に初めて登場した。

 権教授は「同書に掲載された25編の昔話を分析した結果、典型的な韓国民話とは異なるように改作された痕跡が見つかった」と語った。主人公は、貧しさの中にあっても品性を保った「模範国民」で、常に受動的であり、主導的に対立を解消するケースはないという。

 シカを助けた少年が金持ちになる「かわいそうな子ども」という話で、主人公は 「私はご主人から面倒を見てもらっている身なので、命令に背くことはできない」と語る。また「三つの宝物」という話の主人公は、家から追い出された後、道で出会った老僧のために数日間たきぎを割り、食事を提供した結果「おまえは本当に従順で親切な人間だ」と言われる。
このように自己犠牲的・自虐的な「従順」「親切」を示しているのは、植民地の子どもたちを従順かつ受動的な臣民にするためだったという。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/01/05/2014010500144.html