1:2014/06/07(土) 11:53:48.61 ID:
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インドネシアの中部スラウェシ州にある鉱山会社スラウェシ・ビンタンデュラパン・グループのニッケル鉱石

 インドネシアが鉱石の輸出を禁止した余波が広範囲に及んでいる。鉱山の操業は停止し、数万人が職を失い、未加工の鉱石が引き取り手のないまま積み上げられている。

 1月12日の禁輸措置導入後、ニッケル鉱石の価格は最大56%上昇した。モルガン・スタンレーは今後5年は世界の生産が減少すると予想している。インドネシアは世界最大のニッケル鉱石の生産国。

 政府が禁輸に踏み切った背景には、未加工の鉱石は製錬・加工された鉱石に比べて価格が著しく低いため、多くの資金が同国から流出していることがある。さらに政府には、外国企業が同国で鉱石からニッケルを抽出する製錬所を建設するとのもくろみがあった。

 実際に中国企業がインドネシアでの製錬所建設への投資に乗り出している。インドネシアの鉱山会社、スラウェシ・ビンタンデュラパン・グループと中国大手ステンレスメーカー、青山控股集団は合弁会社のスラウェシ・マイニング・インベストメントを設立し、中部スラウェシ州モロワリ県で18億ドル(約1840億円)規模の製錬所建設プロジェクトを進める。青山はスラウェシから鉱石を輸入していた。

 スラウェシ・マイニングのバイスプレジデント、アレクサンダー・バルス氏は「甘い物は苦い物を食べない限りありつけない。鉱山の仕事に就いていた人々のことは気の毒に思うが、2年、3年の辛抱だ」と話した。

 禁輸措置のニッケル市場への影響は、石油のバイヤーがサウジアラビアからの供給が停止したときにとるであろう反応に近いとシティグループは5月21日に指摘した。モルガン・スタンレーは、世界の鉱業生産が今年、前年比21%減の180万トンになると予想している。インドネシアは82%減の11万3000トンになる見通しだ。製錬された鉱石への需要は、15年から19年まで生産を上回るとみられている。

 モロワリ県の高官、アンワー・ハフィド氏は、近隣地域で製錬所を建設しているのはスラウェシ・マイニングだけだと指摘。禁輸措置で、鉱山での直接的な仕事が約1万5000件消滅したほか、地元経済も傷つけられていると話した。

 アンワー氏は「長い目で見ると、何かが成し遂げられることは望ましいが、短期的にはコミュニティーが影響を受ける。鉱山を支えてきた事業まで止まってしまった」と述べた。

 鉱山近くのレストランでは、操業停止から売り上げが落ち込んだ。以前は1日の売り上げが400万~500万ルピア(約3万5000~4万4000円)あったが、今では100万ルピアを下回るときもあると店主は説明。「昔はびっくりするほど注文が入るときがあった。採掘がすぐに再開されることを望んでいる」と話した。

2014/06/7 07:20
http://www.sankeibiz.jp/business/news/140607/bsk1406070500001-n1.htm

【インドネシア経済】インドネシア、ニッケルなど未加工の鉱石禁輸…日本の最大輸入先[01/13]
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1389615211/