1: ねこ名無し ★@\(^o^)/ ID:???
 日本産のサザエが学名のない「新種」であることを突き止め、新たに「Turbo sazae」(トゥルボ・サザエ)と命名したと、岡山大の福田宏准教授(貝類分類学)が日豪共同発行の専門誌電子版に発表した。

 本来中国産のサザエを指す学名が、誤って日本産にも使われて定着し、適切な学名が一度も付けられてこなかったという。

 サザエは日本や韓国沿岸のものと、中国沿岸のものと計2種類ある。前者は長いとげが広い間隔で生えるのに対し、後者は短いとげが狭い間隔で生える違いがある。

 サザエの学名を巡っては、1786年に英国の博物学者が、中国産について「Turbo cornutus」(トゥルボ・コーヌトス)と初めて命名。ラテン語で「らせん 角がある」との意味がある。

 ただ、1848年に英国の貝類学者が日本産について分類せず、同じ学名を用いたことで両種は混同されるようになった。

http://www.sankei.com/photo/story/news/170720/sty1707200003-n1.html


日本産のサザエ(岡山大の福田宏准教授提供)
 

日本産サザエ(左)と中国産サザエを手にする岡山大の福田宏准教授=岡山市
 

中国産のサザエ(国立科学博物館亀田勇一博士撮影)
 

1786年に英国の博物学者が「トゥルボ・コーヌトス」と命名した中国産サザエの原図(岡山大の福田宏准教授提供)