韓国 flag 

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:2014/06/01(日) 14:30:57.53 ID:
【コラム】西側諸国がロシアに勝てない理由

 フランスで最近、対照的な二つの出来事が同時にメディアに報じられた。その一つは同国のフランソワ・オランド大統領がドイツのアンゲラ・メルケル首相と会談し、共同声明を発表する場面だった。両首脳は「ロシアがウクライナの緊張緩和を促すことのできる可視的な措置を講じない場合、新たな制裁を行う用意ができている」と述べた。

 ところが、このような脅しの威力は1日も持たなかった。同じ日、フランスの日刊紙ル・モンドは、フランスがロシアに軍艦2隻を輸出する問題について米国側が懸念していると報じた。今年10月と2016年の2回にわたり、フランスがロシアに引き渡す予定となっている軍艦には、ヘリコプター16機や装甲車60台を積むことができる。ロシアがこの軍艦を黒海艦隊に配備すれば、西側諸国にとって軍事的な脅威となる。結局、フランスのローラン・ファビウス外相は「今年10月、軍艦を引き渡すか否かについて最終的に決定する」と一歩引き下がった。追加制裁をうんぬんしていたフランスの脅しは「空砲」に終わったというわけだ。

 最近、ウクライナで起こっている事態は、まるでロシアが脚本を書いているかのように、一糸乱れぬ動きを見せているが、それに対し西側諸国は不協和音が目立っている。ロシアはまず、隣接するウクライナ領内で親ロシア派武装勢力による官公署の襲撃や、地方議会による独立宣言などの陽動作戦を繰り広げた後、国境付近に大規模な兵力を配備し、揺さぶりをかける。そして地方議会がロシアとの合併を決定して国境を開放し、ロシア軍が血を流すことなくこの地域に進駐する、という手順だ。すでにクリミア半島でこのような手法を用いたが、ウクライナ東部地域で同じような手法を再び使うか否かについて、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は苦悩している様子だ。

 ところが西側諸国は、プーチン大統領の側近らに対する入国禁止や経済制裁のほかには、強硬策を打ち出せずにいる。さらに深刻な問題は、西側諸国の胸の内を見透かしているということだ。ロシアのドミトリー・ロゴージン副首相は簡易投稿サイト「ツイッター」で「フランスは武器の供給者として圧力を掛けている。われわれの仲間(フランス)は、われわれとの協力関係によって、自国にどれだけ多くの雇用が生まれているのか知らないようだ」と書き込んだ。雇用の創出は、フランスの歴代大統領の中で支持率が最も低いという泥沼から抜け出せないオランド大統領が起死回生を懸けている課題だ。ロゴージン副首相の発言は批判というよりも皮肉に近い。

 2011年、リビアのカダフィ独裁政権が崩壊したケースからも明らかなように、西側諸国が軍事介入も辞さない姿勢で強固な協力関係を維持してこそ、外交戦で勝ち目が見えてくるものだ。ところが、ウクライナ情勢に関しては、軍事と経済を分離するという西側諸国の手の内が見えてしまっている。フランスが2016年にロシアに輸出する予定の軍艦には、最近ロシアが併合を宣言したクリミア半島の都市の名を取って「セバストポリ」と命名された。もし、韓国の造船所から日本に輸出する軍艦に、日本が「竹島」と命名したならば、韓国人はどんな気分になるだろうか。西側諸国がロシアに勝てない理由は、この軍艦の名前に表れている。

キム・ソンヒョン国際部次長
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/06/01/2014060100299.html