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1: 右大臣・大ちゃん之弼 ★@\(^o^)/ 2017/06/22 18:16:10.75 ID:CAP_USER.net
 延世大学音楽学部出身のハン・スジン(30)は卒業後、ピアニストになる道をあきらめた。彼女が選んだのは氷上で闘うことだった。子どものころから好きだったアイスホッケーのスティックを握ったのだ。周囲の人々は「いったいどうしたんだ」と言ったが、彼女は今や韓国を代表するストライカーに成長した。カナダ生まれのパク・ウンジョン(28)はコロンビア大学医学大学院に休学届を出した。韓国系カナダ人2世の彼女は「どうしても一度は五輪でプレーしたい」という夢をかなえるため韓国国籍を取得した。江原道江陵出身のパク・チョンア(21)は中学2年生の時、ソウルに1人で「留学」して何年も自炊しながらアイスホッケーの練習をした。彼女たちの給料は訓練手当の月120万ウォン(約12万円)だけだ。彼女たちは全員、「最初で最後になるかもしれない五輪に出場するため、すべてをかけた」と言う。しかし、平昌冬季五輪開催まであと8カ月となった今、選手たちのほとんどは脱力感に襲われている。アイスホッケー女子の南北合同チーム結成が推進されると報道されたためだ。

 文化体育観光部(省に相当)の都鍾煥(ト・ジョンファン)長官は20日、アイスホッケー女子南北合同チーム推進の意向を明らかにし、国際オリンピック委員会(IOC)や北朝鮮の張雄(チャン・ウン)IOC委員と協議するとの考えを示した。五輪を「平和の祭典」にするという名分と大前提があるためだが、選手たちにとっては衝撃的な話だった。韓国人選手の半数が突然、平昌五輪に出場できない可能性が出てきたためだ。選手たちのほとんどは「信じがたいニュース」「こんなことがあるのか」という反応を見せている。これまでの南北合同チームは南北からほぼ同数の選手を出して構成されている。このままでは23人のエントリーのうち半数にあたる11-12人が北朝鮮の選手になってしまう。韓国代表チームのある選手は「五輪を目標に血の汗を流してきた私たちに対してひどすぎる仕打ち」と言った。五輪のアイスホッケー女子に出場するのは8カ国だけだ。上位チームと下位チームの戦力差が大きいため、韓国(世界ランキング22位)は開催国資格で平昌に出ることができたが、北朝鮮(25位)には出場権がない。

別の韓国代表選手は本紙の電話取材に「私たちが出る枠を北朝鮮の選手たちに与えることになる」と憤慨した。南北合同チームについて大韓アイスホッケー協会で話し合われたこともないという。選手たちも報道でこの話を知ったのだ。

 五輪全種目を見ても、北朝鮮が出場権を獲得した種目はまだ一つもない。年末のショートトラックやフィギュアスケートなど、一部種目で国際大会の成績を待たなければならないが、「現在の実力では事実上、不可能」というのが関連種目の関係者たちの見方だ。このため、団体種目であるアイスホッケーで合同チームという方式が話し合われたものと見られる。

 競技力に対する疑問もある。アイスホッケーはゴールを守るゴーリー(ゴールキーパー)3人を除き、選手20人が頻繁に入れ替わりながら、一度に5人ずつリンクに立つ。選手全員の役割と交代順序が細分化されており、歯車のようにかみ合って回転する。さらに、今の韓国の戦力は北朝鮮よりもはるかに強い。平昌五輪招致以降、大規模な投資をしてきたからだ。韓国は今年4月、世界4部リーグから3部リーグ(ディビジョン1B)に昇格したのに対し、北朝鮮はそのまま4部にとどまっている。韓国は北朝鮮に対して4戦4敗だったが、最近2試合は勝っている。

 アイスホッケー関係者の間では「五輪のために韓国国籍を取得させた選手たちの将来も問題だ」という声もある。韓国代表チームには現在、イム・ジンギョン、パク・ウンジョン、ランディ・グリフィンという3人の帰化選手がいる。「必要だからと言って連れてきておきながら、今になって彼女たちに『ちょっと外れてくれないか』なんて言えない」ということだ。

 女子の韓国代表チームは現在、五輪に備えて泰陵選手村でトレーニングしている。ある選手は「私たちは平昌にすべてを懸けている。平昌は私たちにとって本当に重要なことだ」と訴えた。

イム・ギョンオプ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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記事入力 : 2017/06/22 08:11