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1:2017/05/09(火) 18:08:49.45 ID:
 韓米外交当局は、韓国大統領選挙が終わり次第、早急に韓米首脳会談の日程を決めるため、実務レベルの予備協議を行ったことが8日、明らかになった。韓国外交部(省に相当)当局者は「大統領候補者全員が『韓米首脳会談は急務だ』との考えを表明しているだけに、事前に準備すべきことはしている。米国も次期韓国大統領が確定し次第、首脳会談を推進する必要性があるという点で共通認識を持っている」と述べた。別の当局者は「新大統領が就任したら、まずトランプ大統領との電話会談を手配し、続いて首脳会談の日程を調整する予定だ。韓国の外交ライン整備には時間が必要だが、新大統領の意志さえあれば6月開催も念頭に置いている」と語った。

 高麗大学のナム・ソンウク教授は「韓米同盟の根幹を維持するため早期にワシントンを訪れ、首脳会談をすべきだ。こうした基礎があって、その上に対中・対日・対露関係を確立することができる」と話す。

■7月のG20以前の実現がカギ

 外交当局が韓米首脳会談を急ぐのは、中断されている「首脳外交」の復元が急務だという認識があるためだ。トランプ大統領の就任以来、米国の外交においては国務省中心の正統な官僚系の影響力が弱まり、その代わりにトランプ大統領の言動が最も重要な変数となっている。トランプ大統領が官僚と綿密な協議もせずに終末高高度防衛ミサイル(THAAD)の費用分担などに言及したのはその象徴的な例だ。韓国外交部関係者は「韓国大統領がトランプ大統領に会って『直通チャンネル』を開設し、韓国の立場を説明することがこれまでにも増して切実になっている。まず、米国との関係が確立しなければ、中国や日本とのこじれた関係も解決できない」と言った。

 韓米間で首脳会談の日程を別途に組まないということであれば、次期韓国大統領は7月7日と8日にドイツのハンブルグで開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会議で初めてトランプ大統領に会うことになる。多国間会議における首脳会談の時間は通常20-30分間なので、初会談をG20でするとなると、「あいさつ」程度になってしまうと見られる。これまで韓米首脳の初対面が多国間会議の場だったということはない。

 韓国外交部の新長官人選など、外交チャンネルの顔ぶれをそろえるだけでもかなりの時間がかかることを考えると、日程を調整・準備する時間はギリギリだ。韓米首脳会談の場所と形式も課題になる可能性がある。トランプ大統領は日本の安倍晋三首相や中国の習近平国家主席を個人所有のリゾート地「マール・ア・ラーゴ」に招待してもてなしした。だがその一方で、ドイツのメルケル首相とはホワイトハウスで会い、握手もきちんとしなかったと非難された。

キム・ミョンソン記者 , 金真明(キム・ジンミョン)記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/05/09/2017050900642.html
2017/05/09 09:25