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1:2017/04/18(火) 21:11:20.48 ID:
 ビシッと決めたスーツにリュックサック。東日本大震災の影響やスマートフォン普及で、歩きやすい、両手が使えるなどの長所がクローズアップされ、ビジネスリュックが人気を集めている。大手メーカーの販売個数は5年で5倍に。より機能的な商品開発が進む。これまで空いていた“働く背中”に脚光が当たっている。(上杉順子)

 平日お昼の神戸・三宮。連れ立って歩く会社員4人のうち、3人がリュックを背負っていた。その1人、神戸市北区の男性(28)は「総務なので良いかなと。最近は許される風潮を感じる。営業はまだ手提げが多いけど」と話す。

 バッグメーカー大手のエース(東京)によると、2016年のリュックの販売個数は、11年比で489%を記録。現在、同社が展開するビジネスバッグ約400種のうち約2割がリュック機能を持つ。11年の東日本大震災で帰宅困難者があふれ、首都圏を中心に徒歩通勤が激増。急激に売れたため品数を増やした。

 その後も、原発事故を受けたスーパークールビズで軽装化が進み、片手で操作しにくいスマホの普及も後押し。保育園の送迎に便利なことなど、女性の社会進出も影響しているという。

 手応えは、兵庫県内の業者も感じている。県鞄(かばん)工業組合(豊岡市)によると、地域ブランド「豊岡鞄」、相手先ブランド生産(OEM)とも需要は増加。由利昇三郎副理事長は「よく『豊岡鞄のリュックがほしい』と言われる。対応を強化したい」と語る。

 阪神・淡路大震災では「震災ルック」という言葉もあった。「スキー用リュックを愛用した。道路が陥没して危ない場所も多かったし、両手が空いて他の荷物も持てたので良かった」と、自営業の男性(47)=神戸市東灘区。「身なりに構う余裕がなかった直後だけでなく、その後もよく出た」と回顧する神戸元町商店街にある老舗「大上鞄店」の大上好子社長。「震災以降、カチッとした格好が減り、神戸のファッションも変わったように思う」