1:2014/05/21(水) 02:02:19.38 ID:
ソース(JBPress、玉置直司氏)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/40729
写真=4月25日、韓国・ソウルで沈没した旅客船セウォル号の犠牲者のために黙祷する朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領〔AFPBB News〕
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 2014年5月19日、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は、対国民談話を発表して、時に涙を流しながらフェリー船「セウォル号」沈没事故への政府のずさんな対応を謝罪した。

 事故から1カ月を過ぎたが、韓国社会は多くの点で大きな影響を受けたままだ。

 「今回の事故にきちんと対処できなかった最終的な責任は、大統領である私にある」

 5月19日午前9時、青瓦台(大統領府)で対国民談話を発表した朴槿恵大統領は、こう切り出すと、深々と頭を下げた。主要テレビ局が生中継したこの会見には、大統領として政府の責任に一つのけじめをつけようという思いが込められていた。

■声を詰まらせ、涙を流した「鉄の女」

 24分間の談話発表の最後に、自分が犠牲になって他の乗客を助けようとした高校生などの名前を挙げた際には声を詰まらせ、ほほに涙が伝って流れた。

 「鉄の女」として常に冷静沈着な朴槿恵大統領がこれまでに見せたことのなかった姿だった。

 朴槿恵大統領は、事故発生以来、これまでに何度も謝罪の言葉を口にしている。

 事故発生から14日目にあたる4月29日の国務会議(閣議に相当)。テレビカメラを前にした冒頭発言で、「事前に事故を予防できず、また、初期対応が未熟だった」などとして謝罪した。

 ところが、この「謝罪」は強い批判を呼んだ。直前に遺族や失踪者家族に会った時に謝罪をせず、自分が任命したいわば「身内」である閣僚を前にして謝罪の言葉を口にしたことが「不適切だ」という世論の強い糾弾を受けたのだ。

 その後、釈迦生誕法要の式典や、遺族などを5月16日に青瓦台に招いた際に謝罪の言葉を口にしていたが、「きちんと謝罪すべきだ」という声は日増しに強まっていた。

 事故を起こした一義的な責任はもちろん、フェリー運航会社にある。にもかかわらず、どうして大統領の謝罪を求める声がこれほど強いのか。

 1つは、もちろん、事故後の政府機関の対応にずさんな点が多く、結果的に多くの犠牲者を出してしまったためだ。

 フェリーが傾いてから沈没するまでの「救助活動に最も重要な時間帯」に、海洋警察庁などがきちんと対応できなかったことが国民の
怒りを買ってしまった。

 朴槿恵大統領は19日の対国民談話で「海洋警察庁の解体」を発表した。

■噴出する「官フィア」批判

 ただ、それだけで、大統領の謝罪を求める声がこれほど高まったわけではない。

 事故を生み出した背景にある長年の問題への不満が噴出したとも言える。

 「官フィア」。韓国メディアでは、事故発生以来、こんな言葉が盛んに登場している。

 官僚の官と、マフィアのフィアを合わせた造語だ。少数の上級公務員やOBが強固なネットワークを作って、自分たちの利益の追求に汲々としているという批判的なニュアンスが込められている。

 セウォル号の沈没事故を巡っても、「官フィア批判」が噴出した。

>>2以降に続く)