1:2017/03/23(木) 08:23:42.43 ID:
 韓国の朴槿恵大統領(65)の親友、崔順実被告(60)による国政介入事件に端を発した韓国社会の混迷は、3月10日に憲法裁判所が朴大統領の罷免決定で最高潮に達した。

 すると、韓国メディアは分断した民心を一つに統合する舞台装置にスポーツが最適で、来年2月に開催される平昌五輪を成功に導くことが韓国に活力を吹き入れるとぶち上げた。崔被告一族が五輪利権に介入したとされることで国際的なイメージを大きく損失させ、国民の関心も盛り上がらないだけに皮肉といえる。

 チケット販売を担う金融機関が依然選定されないなど山積する難問は解決されないまま。五輪は韓国の救世主になれるのか。

 韓国版cnbnewsは、朴槿恵大統領の弾劾を巡って国民が賛否で対立。憲法裁判所の決定で葛藤は拡大すると懸念し、分裂した民心を融合する特段の対策が必要だという共感が形成されていると報じた。平昌五輪の成功にはブームの造成と国民参加が鍵だとして、平昌五輪が絶好の舞台装置だとする。

 その絶好例として、日韓共催だったサッカーの2002年ワールドカップ(W杯)を挙げる。韓国は1997年のアジア通貨危機によって経済状況が悪化、国際通貨基金(IMF)に援助を要請した。

 景気後退による活力は低下していた時期だが、韓国はベスト4と過去最高位を獲得。サポーターはチームカラーの赤から「レッドデビル」(赤い悪魔)と呼びれるほど熱狂的な応援を展開。「通貨危機を克服する起爆剤になった」とされる。

 韓国は現在、朴元大統領への罷免反対集会で死者が出るなど社会は分断。政治は弾劾騒動で4カ月半も停滞し、5月上旬までに実施される大統領選挙に向けて過熱する。

 経済は、15~29歳の若年失業率が昨年9.8%と過去最悪を記録。国政介入事件に絡み、国内総生産(GDP)の約2割を占める売上高のある大財閥、サムスン・グループのトップが逮捕されて影響が懸念される。

 外交関係では、釜山の日本総領事館前に違法設置された慰安婦像や米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル」(THAAD)の問題で日中関係は冷え込み、国家基盤はガタガタに揺れる危機に瀕する。

 平昌五輪のスローガンは「一つになった情熱」。にわかに、平昌五輪を融合の舞台装置にと主張するようになった背景には、2月に開催されたフィギュアスケートの四大陸選手権の活況があるようだ。

 朝鮮日報によると、2月19日までの開催4日間で4万4126席のうち3万8031席が売れ、売上高は6億8000万ウォン(約6800万円)に上り、当初の2億8000万ウォンの約2.5倍に達した。その成果は、「王子」として絶大な人気を誇る羽生結弦を観戦に日韓中のファンが殺到し、特に日本から約4000人のファンが詰めかけていたことに起因したことは明らかだ。

 それなのに五輪組織委員会はこれらテスト大会の成功で自信を得たと韓国メディアは伝える。

 とはいえ、実態は厳しい。最近の世論調査で五輪に49%の国民が関心がないと答えて盛り上がりに欠け、海外メディアも成功を疑問視する。

 韓国メディアによると、五輪組織委員会は、SNSを通じてテスト大会の苦情を申し出た国内ファンのIDをブロックし、「現場で起こる問題を観客が組織委に伝えるコミュニケーションの窓口まで閉じてしまった」と非難。くさい物にほおかむりしていては、五輪を成功に導けるのか疑問が残る。

http://www.sankei.com/premium/news/170323/prm1703230002-n1.html

>>2以降に続く)


罷免された朴槿恵前大統領の逮捕を求めてロウソク・デモに参加する韓国市民たち=3月10日、ソウル(ロイター)
 

憲法裁判所近くで、韓国の朴槿恵大統領の弾劾に泣き叫びながら反対する朴氏の支援者たち=3月10日、ソウル(AP)
 

巨大な国旗を運び、独立記念日を祝う市民たち=3月1日、ソウル(AP)