1:2017/03/14(火) 05:44:06.92 ID:
 韓国軍に“ランボー”が現れ大騒ぎとなった。映画のランボーといえば敵の拠点に主人公が独りで殴り込みをかけ大暴れするが、今年2月に現れた「韓国のランボー」は、首都ソウルの圏内にある陸軍部隊の基地に正面から堂々と入り込んだというのだ。その顛末(てんまつ)は…。(岡田敏彦)

軍の幹部ではないか

 韓国通信社の聯合ニュースなどによると、事件が起こったのは2月4日午前3時20分ごろ。1人の若い男がソウル首都圏にある陸軍基地にタクシーで乗り付け、門番の陸軍兵士に向かって基地内へ入れるよう要求した。男は軍の身分証などを所持していないうえ、泥酔していた。常識で判断して不審者だが、ここから“韓国型展開”が始まる。

 男は「基地内のアパートに住んでいる」と強硬に主張した。さらに男の軍隊風短髪ヘアスタイルと高圧的な態度に、門番の兵士らは、これは軍の幹部に違いないと判断。所属部隊などの確認を取らないまま、男を中へ通したのだ。

 しかし門を抜けた男は軍幹部が住むアパートではなく、徴兵された下級兵士が寝起きする“タコ部屋式宿舎”(兵舎生活館)に向かっていった。これを監視カメラで見ていた兵士がようやく「おかしい」と気付いて男を追いかけ、未明の午前4時前に兵舎を大捜索した。男はよりにもよって当直兵士用のベッドで熟睡していたという。

 現在の朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)氏の国政介入疑惑に代表されるように、権力者はもちろん、権力を持っていそうな人物にはへつらいがちな韓国型社会構造が如実に表れた事件だが、ここには韓国ならではの危険が潜んでいる。

 韓国は北朝鮮と戦争中で、現在は一時休戦しているに過ぎない。過去には韓国軍兵士に偽装した北朝鮮の工作員に襲撃され甚大な被害を被っている。

韓国軍を装って

 古くは1966年、大統領府の青瓦台を襲撃し朴正煕(パク・チョンヒ)大統領=現在の朴槿恵(パク・クネ)大統領の父=の暗殺を狙った北朝鮮特殊部隊員31人が、韓国軍の軍服を着て休戦ラインの38度線を越え、韓国側に潜入。青瓦台にあと800メートルというところまで近づいた。

 韓国軍の検問でそれ以上の侵入は阻止されたが、特殊部隊員は自動小銃を乱射し逃亡。韓国軍と警察による掃討作戦は約2週間続き、ほとんどが射殺されたが、韓国側の被害は軍民あわせ死者68人にのぼった。

 30年後の96年9月には、北朝鮮の浸透工作用の簡易潜水艦が韓国東部の江陵(カンヌン)市沿岸で座礁。工作員らは上陸し逃亡を図るが、数日後に山中で11人の工作員の自殺死体が発見された。

 侵入は陸と海からだけではない。70年代には北朝鮮が38度線を韓国側へ突き抜ける秘密の地下トンネル「南侵トンネル」が複数発見されている。これらは38度線に埋められた無数の地雷を避けて韓国側に大量の兵士や武器を送り込む目的で掘られたと分析され、韓国国民を震撼(しんかん)させた。

 首都に攻め込む武装集団は北朝鮮軍だけではない。先の青瓦台襲撃事件に激怒した朴正煕大統領は、報復のため北朝鮮の金日成(キム・イルソン)最高指導者=当時=の暗殺部隊を組織。3カ月後の68年4月に通称684部隊と呼ばれる極秘の暗殺部隊が組織された。

 ところが世界情勢の変化で北との融和が進み、暗殺は韓国にとって不利益となるため、684部隊は厄介者扱いされることに。

 不満を抱いた684部隊員は71年8月に反乱を起こし、武装したまま首都ソウルに乗り込んで銃撃戦の末に死亡するという内乱事件が発生している。

 韓国では、正規の軍服や軍靴など中古装備のほぼ一式がミリタリーショップなどで販売されており、なかには横流しされた新品も売られ、時折問題となっている。しかも男子は原則として全員が徴兵で軍隊生活を経験するため、兵役終了後も兵士に“なりきる”ことは難しくない。

http://www.sankei.com/west/news/170314/wst1703140006-n1.html
http://www.sankei.com/west/news/170314/wst1703140006-n2.html
http://www.sankei.com/west/news/170314/wst1703140006-n3.html
http://www.sankei.com/west/news/170314/wst1703140006-n4.html

>>2以降に続く)
 

北朝鮮に近い坡州(パジュ)市の非武装地帯近くをパトロールする韓国軍兵士。鉄条網が張り巡らされた最前線だ(AP)